第一章
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か?」
「私は末娘ですから」
だからだというのだ。
「もう嫁ぐ先も」
「誰がそう言いました」
厳しい声でだ、夫人はシンデレラに言った。
「貴女を修道院に入れるなぞと」
「違うのですか」
「ドリゼラとアナスタシアも同じですが」
二人の様にというのだった、夫人はここで。
「貴女にも家庭教師をつけ学問と教養を身に着けてもらいます」
「修道院で学ぶのではなく」
「修道院に入って何になりますか」
「シスターに」
「そしてその生涯を神に捧げるというのですね」
「そうではないのですか」
「違います、私は貴女に修道院に入ってもらうつもりはありません」
夫人はシンデレラにまたこう言った。
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