第二章
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はまだ沈んではいなかった。
「生きている!?」
「ああ、生きている」
原爆の刃を受けてもまだ生きていた。そこに浮かんでいた。この時の実験では長門は沈まなかった。健在だったのだ。
「長門はまだ生きている」
「死んでいないんだ」
彼等はこのことにささやかな喜びを感じた。しかし彼等とは正反対にアメリカ軍の者達はこのことに苛立ちを感じていた。
「どういうことだ」
「沈んでいないのか」
声には腹立たしささえあった。
「原爆を受けてもまだ」
「沈んでいないのか」
「航行できるそうだ」
こうした報告もあがった。検査の後で。
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