『各々』
[8]前話 [2]次話
掛け持ちのしんどさも解ってきつつ、でも、ホ-ムに帰っては癒されて...
殆ど役に立ててないだろうけど、自分なりに頑張ってた。
MATSURIでは救急車で運ばれる事が結構あった。
Rougeでも、1回だけ、運ばれてしまった事があった。
テキーラの時とかは、二日酔いじゃ無くて三日酔いとかあった。
酒が苦くて不味く感じる。
それに慣れるまで結構時間かかった。
それぞれ、店内の雰囲気から細かいシステムだったり客層も違うから、同じようにしてるわけじゃ無い。
ママや、お客さん達が、他の店に客として一緒に連れて行ってくれた。
勉強にもなる。
何処に行っても、それぞれ違うくて、接客に対する答えが無い。
それは、良くも悪くも...自分らしく接客するしか無いと思った。
お客さんによっては、アフターでRougeに来て貰ったり...
両方の店に来て貰ったり...
お客さんに選ぶ権利があると思って。
MATSURIママは、メンズに行く。
何回か、何ヶ所か一緒に行った。
高松居る頃に入ったメンズとは、少々違うような...
店の質というかメンズそのモノの価値というか...レベルが低い気がした。
でも、高松と此処は規模が違うから当たり前やし、逆に親しみ在って楽しいから良いと思った♪
同業者って営業スマイルが解るから怖い。
自分と同様、飲み屋は初めてって子に逢った。
でも、自分とは違って盛り上げるのが上手で常に笑顔。
素晴らしい!
此の世界の女性、男性もやけど、異性が好きじゃないとやれんと思った...
なんか、自分には向いてないって思い知らされる。
ある社長さんが『店出したろ!』って言う。
こんなド素人に。
すぐ潰れるから大金の無駄遣いになるって言った。
経営なんか出来るわけ無い!
経理もせなあかんとか無理無理無理!!!
ごっつ拒否った...
怒られた...
だって...
明らかに目に見えてる失敗に飛び込むのは馬鹿やんか。
いやいや、他の事じゃ無くて、此の事に関しては、ね。
『毎月わしの名前で領収切ったらええ!ほな振り込まれるんじゃ!』とか...社長、申し訳無い。
夜の商売で成功したいわけでも無いし、店出したいわけでも無いから。
此の店にその分お金使ってください。
社長に散々馬鹿扱いされた。
賢く交わすことも出来ん。
賢く断ることも出来ん。
そんなんで店だして貰ってもね―...。
もっとガツガツしてて自分の店欲しい子ナンボでもいるし。
色んなお客さんに色んな勉強さして貰ってる。
日々何か得てる気がする。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ