第五十五話 地上最大の希望と運命の咆哮
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ブイモン[大輔、大丈夫かな?]
あそこまで距離を保ちつつ過ごすというのは、ブイモンから見てもかなりきつそうである。
ブイモン[早く放課後にならないかな…]
向こうならフェイトもいるし、少しくらい安らげると思うのだが。
何より…。
ブイモン[(チビモンもいるしなあ…)]
あの天使すら腰を抜かす、究極の可愛さを誇る妹を思うと表情が緩んだ。
敢えて言おう。
シスコンであると。
そして放課後になり、デジタルワールドに向かう子供達とデジモン達。
伊織「デジモンカイザーがいなくても、デジタルワールドに来られるんですね」
伊織が不思議そうに言った。
京「何言ってんの!!やっとデジタルワールドに平和が訪れたのよ?デジタルワールドを楽しむのは、これからよね」
大輔「…本当に楽しめりゃいいけどな。」
伊織「大輔さん?」
大輔「今日は何しにデジタルワールド来たんだ?遊びに来たわけじゃねえだろ」
京「分かってる。デジタルワールド復旧作業のボランティア活動でしょ?」
大輔に言われるのが気に食わないのか、京が口を尖らせて答えた。
大輔「ならいい。この中で…」
フェイト「大輔ーっ!!」
チビモン[お兄ちゃーん!!]
大輔とブイモンの姿を見つけたフェイトとチビモンはこちらに駆け寄って来る。
ブイモン[チビモーン!!]
目に入れても痛くないくらい可愛い妹の出現にブイモンは目を輝かせて突撃した。
大輔「シスコンめ。よう、フェイト。」
フェイト「うん。まさかいきなり会えるなんて思わなかった」
タケル「大輔君、その子は?」
その問いに、胸中で舌打ちするとフェイトを紹介する。
大輔「この子はフェイト。俺の知り合いだ」
京「外国人よね?あんた一体何処で知り合ったのよ?」
大輔「デジタルワールドにいた時、偶然会ったんだよ。それ以来パートナーも同じだから仲良くなっただけだ」
デジタルワールドで出来た友人ということにしておく。
この方が一番信じてもらえるだろうから。
フェイト「初めまして、フェイト・テスタロッサです。そして私のパートナーの…」
ブイモン[ああもう、チビモンは可愛いな〜♪流石俺の妹だよ!!]
チビモン[きゃはは…お兄ちゃんくすぐったいよ〜]
ブイモンに頬擦りされているチビモン。
ブイモンの顔はデレデレ…いや、寧ろデロデロだった。
京「何あれ?」
ブイモンのデロデロ顔に若干引いている京。
大輔「シスコンに覚醒したんだよ。どうしてこうなった…はあぁ…」
深い溜め息を吐いている大輔にフ
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