運命は我らを幸福にも不幸にもしない
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「・・・なんか癪に障るけどよォ、今は良いや
俺ら、九尾の人柱力って、捕まえた・・・よな?」
「・・・飛段、お前死に過ぎて頭が・・・」
冷や汗をかいて飛段を哀れむ
それに激怒するはずの飛段から何の反応も返ってこないことがまた不審がらせる
「いや、捕まえたって・・・あれ?でもまだ尾獣狩りの説明されただけ?
まだ人柱力の居場所探しの途中で・・・あれ?」
頭を抱え始めた飛段
自分でも何が何だかわからないと騒ぐ
「あーッわかんねぇ!!
そうだトビに聞きゃいいかってトビって誰だ?
・・・うーん・・・鬼鮫あたりならわかんだろ、な、角都ゥ!」
納得したらしく、立ち止まったままの角都を置いて足早に歩き出す
「・・・・・・・・・」
溜息をついて仕方なく歩きだす角都
騒がしい相方に疲れが出てきたようだ
「・・・結局何だったんだ・・・」
聊か肩を落とし年相応の哀愁を漂わせる
寂しげに風が外套を揺らした
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