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短編集
マロニーが、漢だったら。
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ネウロイは、エネルギーを貯めた途端にレーザーの様なもので撃ち抜かれた。

「未だ、敗けを知らぬはトレヴァー・マロニーよ。」
ネウロイを衝撃波で叩き落としていく。

〜ダイジェスト〜

「女子供を矢面に立たせ、自分は後方でヌクヌクとは笑止千万!チャーチル、自らも自腹を切る事だな。」

「何と!ネウロイも…自然の一部、摂理と言うことか。教えられたぞ、ヨシカ!」

「ネウロイ相手の人類同士で争わない代理戦争に、何の意味があろうか。」

「たわけが!ウォーロックを完成させずに出すアホぅが、居ってか! 」

「詰まらん機械の暴走責任程度で争うな!我らの敵は、ネウロイぞ!違うか、違うか、違うかぁぁぁぁぁぁ!」

「超級覇王電影弾!!」

「ぬぅ…。これ程とはな。良かろう。流派東方が最終奥義!!石破天驚拳!!」

〜ダイジェスト終わり〜

マロニーは、ガリア上空の巣を弱める為に、ガリアの障気を吸い付くし力尽きかけていた。

巣は、崩壊していった。

「やったか…。」
葉巻が、口から落ちて足元に転がった。

「師匠!やりましたよ。師匠!」
宮藤が遠くからマロニーに手を振るが、マロニーに反応はない。

「師匠!」
宮藤が近付いて来て異変に気付いた。

「ヨシカ、お前に流派東方を預ける。優しいよい目をしている…。」
マロニーは、宮藤に支えられながら地面に寝かせられた。

(そうだろ…宮藤。)
マロニーは、目を閉じた。

「師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
宮藤が、必死に治癒魔法をかけていたが、駆けつけた坂本らに引き離された。

「やめろ、宮藤!マロニー大将は、死んだんだ。これ、以上やるとお前の体が…。」
坂本は、宮藤に言い聞かせるが宮藤は、止まらない。

「やっと、やっと少し終わったのに、こんなのて、こんなのてぇ!」
宮藤が叫ぶ。

トレヴァー・マロニー暁に死す。

黒い影が、太陽に揺らめいた気がした。


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