No.5波の国へ
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ナルト達がミナトの隠し部屋を見つけた次の日第七班はCランク任務を言い渡されていた。内容は橋職人のタズナを波の国まで護衛することだった。
「カカシ先生・・波の国に忍っているんですか?」
「いやいないよ基本的に五大国や一部の小国の持つ隠れ里に忍がいる。波の国には隠れ里がないよ」
そんな話をしながらナルト達は進んでいくしばらく進むと水たまりがあった。ここ数日この周辺には雨が降っていない。つまり・・・
(カカシ・・)
(気づいたかサスケ)
アイコンタクトで会話するカカシとサスケ。次の瞬間水たまりが二人の人影に変化、その二人から現れた鎖はカカシを絡め取り二人の爪に切り裂かれた。
「二匹目・・」
二人はすぐに次の標的としてビビって動けないナルトに向かっていく。サスケは二人を繋ぐ鎖を手裏剣とクナイで近くの木に固定する。二人はすぐに鎖を切り離しナルトに向かっていく。一瞬二人の動きが止まった。すぐそこにボルトが柔拳で二人を吹き飛ばす。吹き飛ばされた二人カカシが捕まえる。変わり身で死んだふりをしているだけだったのだ。
その後二人を捕縛し進みだす第七班。実はこの任務、Cランク任務ではなくAランク任務だったのだ。Cランクはほかの忍との戦いを措定していない任務。波の国にタズナを護衛する任務は盗賊からの護衛と考えていたからCランクに設定されていた。しかしタズナはあることを隠していた。闇企業ガトーコーポレーションが波の国を牛耳っているうえに橋を建設しているタズナを始末しようとしていた。ガトーは抜け忍を雇っている。それがこの任務がAランクになる理由だった。
「タズナさんはどうして内容を隠して・・」
「波の国は超ビンボーでな大名ですら金をもっとらん今わしらが作っとる橋は波の国の希望なんじゃ」
今タズナが作っている橋ができれば貿易がしやすくなり波の国の特産品などを他国に出しやすくなる。そうすれば波の国は潤うことができる。それを聞きナルト達はその任務をCランクのまま続行することを決意した。その会話の中でサスケだけがあることを考えていた。さっきの戦闘の時あの二人は一瞬動きを止めた。なかなかの手練ならナルトのもつ九尾チャクラを感じて動きを止めるかもしれない。しかしサスケの記憶だと二人は動きを止めずにナルトを襲っている。それに一瞬だけサスケはナルトからかつてダンゾウから感じたチャクラに似たチャクラを感じた。再び波の国に進み出す七班の中でサスケだけが少し不安に感じていた。
「鬼兄弟程度じゃ荷が重すぎたな・・写輪眼のカカシは」
「再不斬どうする?またガトーのじじいに怒れれるぞ」
「今度は俺たちが出る・・俺たち鬼人コンビがな」
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