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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第四十四話 イミテーション・スピリット
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る。視線に気づいたから、回想はやめた。

「……貴女って不思議な子。どうしてそこまで世界を守ることに拘るの? 私たちを捨てたマクスウェル様が築く世界に、守る価値があると思ってるの?」

 拘りに価値、と来たか。そうだな……あえて探すとすれば。


 “俺はミラ様の巫子です”
 “貴女こそが、俺のマクスウェルです”


「……ああ。この世には守る価値がある。世界には存続するだけの価値がある」
「ふうん。ミラがそう言うなら、私も信じてあげる。この身に替えてもリーゼ・マクシアを守ってみせるから」
「心強いよ、『姉さん』。ただし、命を擲つのはやめてくれ。私の家族はこの世でお前一人なのだから」

 抱きついてきたミュゼの背中に、私も両腕を回して抱き締めた。
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