ユナイティング:雷帝と闇の光
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「……終わり、ねぇ」
最高司祭アドミニストレータは言った。
「……でも、四人だけで私を倒せるとでも?」
アドミニストレータは立ち上がって言う。
「イレギュラーの坊や達。詳細プロパティを参照出来ないのは、貴方達があっちから来たと言うことで良いかしら?<向こう側>の人間……そうなんでしょ?」
「……ああ、俺とキリトは察しの通り、彼方の世界から来たイレギュラーユニットだ」
俺は静かに肯定する。
「とは言えど、俺達の権限はそこら辺の人間と全く同等でしかなく、あんたのそれに及ばねぇよ、アドミニストレータ……いや、クィネラ」
名前を言った途端、アドミニストレータから笑みが薄れた。
「図書室のちびっこが、あれこれ吹き込んだ様ね」
「残念だが、違う」
俺は首を振る。
「この<アンダーワールド>のキャラメイクをしている……いや、していた俺には全キャラクターの名前と容姿を記憶している。そこから参照したのさ」
「ふぅん……それで?坊や達は一体何しに私の世界へ「私の世界へ、だと?」……何?」
俺は怒りを押さえながら言う。
「私の世界へ、だと?ふざけるのも大概にしとけこの御年数千年の大ババアが!!」
その声に、キリトやユージオ、そして整合騎士であるアリスさえもが怯んだ。
「最高司祭を名乗り、バイエティモジュールとかへんてこりんなシステムを作りやがって、挙げ句の果てにカーディナルに内部からハッキングして掌握!?あんたの傲慢なそれが人界の自然の摂理を可笑しくしているのが何故解らん!最高司祭アドミニストレータ!!」
俺は拳を振って言い放つ。
「あんたの執着と欺瞞が今のこの<アンダーワールド>を造り出した!!人界の民から生きるための武器や力を奪い、彼ら整合騎士から親や兄弟姉妹を引き離し記憶を封じて、ありもしない偽りの記憶を植え付けた!!……これが執着と欺瞞と言わずして何だ!?テメェら公理教会と、最高司祭はふざけてやがる!!」
「……それが、貴方の言い分?」
アドミニストレータは普通に言った。
「私のお人形のままで居れば、皆幸せになり、無意味な感情を味あわなくて済んだのに」
「貴様……っ!」
コイツは、今までのボスより傲慢で、人を壊し、あまつさえ自らの手駒とする。……許して置けるわけが無い。
「アドミニストレータ……俺はアンタを倒す。……人界に新なる平和をもたらす為に!!」
そして、ユイリやユリア達の為にも!!
「……なら、此方も相応の相手を出さなくちゃね。さぁ……目覚めなさい、私の忠実なる僕!魂なき殺戮者よ!そして、黒き王よ!!リリース・リコレクション!!」
途端、金属音がなり響き、柱にあった三十本の剣が浮上、人の体を造り上げると同時、黒い物が人型を取る。
「ディスチャージ!!」
途端、キリトが火炎の鳥を造り出してアドミニストレータ
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