四十二話:俺が女…だと? 〜その一〜
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具有…だとおおおおおっ!?))))
(つまりはふた○りだという事ですか! 新たなインスピレーションが湧いてきましたわ!!)
(何のインスピレーションだか知らねえが、やめろ! エルシャ!)
主に俺が被害を受けるのは目に見えているんだから、絶対に止めてやる。
というか、超直感を持ってしても性別が分からなかったのはそういう事だったのか。
流石の俺も、その可能性には目を向けなかったな……。
まあ、どうでもいい話か。それよりもだ……さっきから思っていたんだが…キツイな。
俺はやけに自己主張の激しい二つ脂肪の塊のせいで苦しくなっていた胸を楽にするためにワイシャツのボタンを三つほど開ける。すると―――
(イッセー様のお胸が御開帳……グハッ!)
(一誠様がノーブラで皆様を誘惑…だと? ブシャアアアアアアッッ!)
「あうう…えっちぃです……イッセーさん」
なぜか、変態共が吐血したり鼻血を流したりして狂喜乱舞をし始めた。
おまけに、現実世界でもアーシアがあうあうと言いながら顔を真っ赤にしていた。
色々と言ってやりたいことはあるが、取りあえずアーシア。
てめえは女だろうが女が女の胸見て恥ずかしがってんじゃねえよ。
「何、やってんだ、てめえら。俺がどんな姿になろうと関係ねえ。てめえらは黙って俺の背中についてくればいいんだよ」
「なんでしょうか……一誠殿が男の時よりもカリスマ性が上がっているような気がします」
「はっ、俺にカリスマがあるのは当然だ。分かったら黙って従え」
((((姉御の為ならこの命捨てれやすぜ)!)))
(変態は従うんじゃねえ!)
何なんだよ、なんで歴代赤龍帝が増殖するんだよ。
今までの残留思念以外にもまだ居たって言うのか?
というか、他の所から来たとかだったら逆に言えば歴代赤龍帝が抜け出れる穴があるという事だから、その可能性だけは無いでほしい。
そこまで考えたところでクロームに手を掴まれていることに気づく。
「なんだ? クローム」
「えっと……おに――お姉ちゃん?」
どうやら、クロームは俺の呼び方に困っていたようだ。
かなり困惑した表情をしているのでかなり真剣に悩んでいるのだろう。
……正直こんなことに悩まないでほしいのが本音だがな。
「いつも通り『お兄ちゃん』でいい……べ、別に『お兄ちゃん』って呼び方が気に入っているわけじゃねえからな!」
自分の顔が赤くなっていることを分かりながらもクロームから目を逸らさずに否定の言葉を発する。ほ、本当に気に入ってなんかいねえからな! そうだと言ったらそうだ!
「「「(ゴフッ!?)」」」
そんな俺の様子を見て何
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