四十二話:俺が女…だと? 〜その一〜
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い。……確かに嫉妬してしまいそうね」
「けっ、俺はちっとも嬉しくねえよ。……ほ、褒められるの悪くはねえけどよ」
リアス・グレモリーが俺の体を見て賛辞の言葉を送ってくる。
俺は女ではないが、それだけ言われると多少、嬉しくはあるので
そっぽを向きながら礼を言う。少し、頬が熱いな。
しかし、そんな仕草がいけなかったのか―――
(ブシャアアアアアアッッ!)
(ツンデレ…ツンデレがここまで破壊力を増すとは思いませんでした)
(イッセー様に萌えるウウウウウウウウウッッ!)
変態達が俺の中でフィーバー状態に陥ってしまった。
一体全体どうなってんだよ……意味が分からねえ。
女になっても胃の痛みは変わらねえのか……少しだけ期待したんだがな。
「それはそうとさっきの薬を渡してくれないかしら。バジルに飲ませてみたいの」
「親方様!?」
「そういうことなら好きなだけ持っていきな」
「一誠殿まで!?」
驚愕の表情で俺とリアス・グレモリーを見つめるバジル。何、お前の主が求めていたから渡してやっただけだ。別に道連れが欲しかったわけじゃねえからな。
嘘だというならカストカゲをなぶり殺しにするからな?
(もはや、流れ弾ですらないな)
とにかく、カストカゲはなぶり殺しにするとして、バジルの方はどうするかだな。
リアス・グレモリーが突き出した薬をバジルは拒否しようとしていたが、腕を塔城小猫に羽交い絞めにされ、さらには姫島朱乃から飲まなければどうなるかわかっているんだろうな? 的な感じで手の平にバチバチと雷を出されて脅されていた。
そして、最後はまさに悪魔の笑みと言った感じのリアス・グレモリーに薬を無理やり口に押し込まれていた。そして、俺を襲ったのと同じような体の熱さを感じて激しく声を上げていた。……何故か、男であるうちからエロく聞こえたのは気のせいだろうか。
「うう……酷いですよ、親方様」
そして、症状が終わり女になったバジルは涙を浮かべてリアス・グレモリーを見つめた。
しっかりとした上目づかいで。というか、バジルは元々中世的な顔立ちだったせいかかなり女らしくなっている。髪は俺と同じように長くなり、スタイルは俺と比べると貧層ではあるが、顔はかなり可愛くなり、体の線も細くなりまさに美少女といった具合になっていた。
「な、なんなの、その可愛い仕草は! それにこのトキメキ…ああ、これが萌えというものなのかしら!?」
「お、親方様、く、苦しいです」
「ああ、顔を赤らめて恥じらう姿がさらに萌えるわ!」
女体化したバジルがリアス・グレモリーの何かに触れたらしく、バジルをこれでもかとばかりに強く抱きしめていた。それに対してバジルは顔を赤くして抵抗するがそれがさらにリアス・グレ
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