四十二話:俺が女…だと? ~その一~
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自分の声がやけに高いことに気づく。
どうなってんだ、これじゃあ、まるで女……あ?
そこまで考えてあることに気づくやけに胸のあたりが窮屈と言うか苦しい。
俺はまさかと思い自分の胸部を恐る恐る確認する。
するとそこには自己主張の激しい膨らみが二つほどあった……はあっ!?
「どうなってんだよ!?」
「「「「お、女の子になっている!」」」」
叫ぶ俺、叫ぶ他の奴ら。取りあえず俺は状況確認の為にクロームから手鏡を貸してもらい自分の姿を確認する。まず、一番に目についたのは長く伸びた髪だった。どういう理屈か髪が背中にかかるまで長く伸びている。その次は顔全体の輪郭だった。少し、丸みが出て女性らしさが出てきている。唇もふっくらとしており目つきもほんの少しだけだが柔らかくなっている。以上の事を纏めると間違いなく顔は女になっているという事だ。
「まさか…さっき飲んだ薬は女体化の薬だったのか」
(ご、ご主人様が女体化!? これは一体私達はどうすればいのいですか!)
(ツンデレ系姉御肌の一誠様もいいとは思います。はい)
(僕も良いと思うよ。ゼノヴィアたんprpr)
慌てふためく俺と歴代赤龍帝達。
いや、一部の変態は平然としてんだけどよ。相変わらず、こいつらの順応力の高さには驚かされる。……悪い意味でだがな。
そんなことを考えていると突如イリナからのタックルを受けてしまう。
俺はイリナを突き放そうとするが女になったせいか力が出ずに抵抗が出来ない。
そんな俺の状況を無視してイリナは俺の胸を鷲掴みにする。
「どういうこと! どうしてイッセー君がこんなにおっぱい大きいの!? どうして私よりも遥かに大きいの!?」
「っ! 馬鹿が…っ。やめ、やめやが―――ッア!」
イリナの容赦のない手さばきに思わず、変な声が出てしまう。
((((百合イイイイイイッッ!!))))
そして、なにやら絶叫して叫び始める歴代赤龍帝。
くそが、俺で遊んでんじゃねえよ―――ッ!
イリナの奴今度は俺の尻に手を伸ばしてきやがった。
「お尻もすごくいい形で大きいとか反則よオオオオオオオッッ!」
「何、嫉妬してんだよ、てめえは!?」
なぜか、女になった俺のプロポーションに嫉妬して叫び出すイリナを何とか引きはがして
荒くなった息を整える。おい、そこの変態、息がエロいとか言ってんじゃねえよ。
俺は男だ。中身男の奴に興奮してんじゃねえよ。あ? それがいい?
……ダメだこいつら早く何とかしねえと。
「それにしても……確かに凄いプロポーションね。元々背が高いし、バストは私と同じかそれ以上だし、ウエストはしっかりくびれているし、ヒップも私と同じぐら
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