マブラヴ
0874話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
『どうするって言われてもね。このホールから繋がっているドリフトは3つ。そのうちの1つからは私達が、そしてもう1つからはアクセルが来たんでしょ? そうなると残っているのは1つだけじゃない。……まぁ、スリーパー・ドリフトの類があれば話は別だけど』
この様子からすると、レモン達もスリーパー・ドリフトから降ってくる戦車級とかに襲われたのかもしれないな。
まぁ、それはともかくとして、行くべき道が1つなら……
「なら一緒に行くか」
『そうだな、私としても攻撃の手数が多いのはありがたい』
俺の言葉に、レモンではなくスレイが同意の言葉を口にする。
いや、別にレモンが嫌がってるって訳じゃないんだが。
結局その意見で話は纏まり、俺達は3機で残っているドリフトへと向かって進んでいく。
その途中でも幾度となくBETAが姿を現して襲い掛かってくるが、ニーズヘッグだけではなくヴァイスセイヴァー、シャドウの2機がいる以上は特に苦戦する筈も無く、あっさりと全滅させて進む。
こっちが使っているのがビームというだけで既にBETAには為す術が無いんだから、BETAに意思のようなものがあれば理不尽さを嘆いているだろう。……まぁ、それを言うならこのマブラヴ世界の住民もBETAに対して言いたい事は数多いだろうが。
そんな風に考えながら進んでいると、不意に通信が入ってくる。
『アクセル、ちょっといいかしら?』
「マリュー? どうした?」
『実は地上の方で……』
何か問題が起きたのか? 未確認BETAが母艦級以外にも出てきたとか。
一瞬そんな風に考えたが、マリューの口から出た言葉はある意味で俺の予想を超えていた。
『BETAの数が大分減ってきているわ』
「……それはハイヴの方でBETAの数が限界に近づいているって事か?」
『その辺は分からないけど、ハイヴから出てくるBETAの数が減っているのは事実よ。修羅の人達がかなり頑張った影響もあるんでしょうけど』
マリューにここまで言わせるとなると、修羅達は余程に頑張ったらしい。
そんなにストレスが溜まってたのか? それを考えれば、定期的に修羅達をマブラヴ世界に連れてきて暴れさせた方がいいのかもしれないな。
修羅は暴れられてハッピー、俺達は戦力の派遣という意味で報酬を貰えてハッピー、マヴラヴ世界の住人は強力な戦力を得られてハッピー。
……心配すべきなのは、どことは言わないが下手に修羅達に高圧的に出た結果味方に被害が出かねないって事か。……そう、どこの国とは言わないが。
「当然ハイヴから出てきたBETAは全部殺しているんだろ?」
『ええ。……ただ、修羅の人達がそろそろ限界っぽいわ』
「あー……だろうな」
修羅神というのは、確かに強力だがそれだけに短
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ