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ファントム・バレット編 〜守り人たち〜
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ホ」
電気がユキを直撃し、変身を解除させる。
「・・・すみません、茂さん」
「ああ、頭冷やせ」
「で?コイツらは?」
「いや・・・知ってる人なんですけど、知らないというか・・・」
「??」
茂は頭に疑問を浮かべつつ、ライトを担ぎ、ユキと共に医務室へと向かった。
GGO 荒野
「っあー・・・飯もうちょっと買って来るんだったなぁ・・・」
巧が毒づくと、モモタロスが言った。
「なぁ・・・プリンはねぇのか!?」
「ないに決まってんだろ!!?」
「チチューン!!」
「まったく・・・オマエだけだろ・・・まともなの」
巧はモグラを見た。
モグラ獣人。
アマゾンの『トモダチ』であり、最後はアマゾンの為にその命を散らした怪人である。
では、なぜ彼がここにいるのか?
彼はSPIRITS事件の時、魂の無い傀儡として復活した。
そしてかつての友達、アマゾンを追い詰めた。
しかし、彼は心を取り戻した。
言語は復活しなかったが、十分会話可能であった。
「さて・・・これからどこ行くかな・・・」
「おう、ならよ。現実世界に帰るってのはどうだ!?」
「お前が帰りたいだけだろ!?」
ため息をつきつつ、オートバジンに跨る。
「ほら、行くぞ!」
モモタロスを自身に憑依させ、オルフェノクの自我で無理やり押さえつける。
モグラはスマートレディから入手したサイドカーに乗せる。
巧はそのまま荒野を駆け抜けるのであった。
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