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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
王女と皇帝、その仲は6
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ゾロ「ナミやルフィ、ウソップがお前に向かって"リア"と言った時、


あの男は眉を寄せて俺たち一人一人を見ていた


まるで"何を言ってるんだ"とでも言いたげな顔をしてな」


リオ「……」


ゾロ「お前には本当の名前があるんじゃねえのか?」


……この男、結構勘が鋭いのね。


たしかジジイは"何が何でも本当の事を言うな"って言ってたしな


リオ「そうね、もしかしたらって考えるのは悪くない


けど、どうやって真実を証明するの?


私が"リアじゃなくてリン"とか違う名前を言ったら?


本当はリアだって言ったら?


私の事を知ってる人なら嘘か本当かはすぐにわかる


けどあんた達には分かんないんじゃないの?」


ゾロ「………たしかにな」


剣士が持っている刀の先が少し下にズレた


ゾロ「だが"リア"って名前じゃねえのはたしかだ」


……あれ、さっきの私の言葉、聞いてなかったのかな。


いやでも今、"たしかにな"っつってたし


一瞬考えなおしたよね?


それでも"リア"は違うって…


リオ「まあ、なんでもいいけど」


ゾロ「お前の目的はなんだ」


リオ「質問されるの嫌いなんだよね」


溜息をついて肩をすくめた


リオ「どうせ反乱が終ったら別れる事になるんだし」


ナミ「え…?そうなの?」


ビビ「たしか、アラバスタに行きたいって…」


ジジイがちゃんとした街の名前を言わないから


とりあえずアラバスタに行きたいって言ったけど


よーーく考えたら王国ってことでいいのかな?


まあそうだよね、うん


リオ「それならあんた達に選択を与えてあげる」


こんな面倒臭いやり取りはもううんざり。


後で何が起きるかは分かんないけど


取り敢えず今の状況を打開する方法としたら、


この手しかないでしょ。


リオ「私の事を信じられない気持ちは、分からない訳でもない


けどいつまでもこんなバカらしい話をしたってどうにもならないと思うからよく聞いてて」


剣士が呆れた顔をして何かを言おうとしてたのを無視して


私は右手の人差し指と中指だけを上に向けた


リオ「私と一緒にアルバーナへ行くか、ここで私を降ろすか」


「「!!」」


ナミ「わ、私は!リアと一緒にアルバーナへ行った方がいいと思うわ!」


誰よりも先にナミがそう言うと


一人一人の顔を見た


ウソップ「おいナミ!!何言ってんだよ!?」


ナミ「だってさっきもビビを助けたじ
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