暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
恐怖に対する恐怖
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だってんだ

思い出せ、アニナルでソラがどんなキャラクターだったかを

修行僧でナルトと何やらツンデレ気味に仲良くて、父親が守護忍十二士で・・・



「・・・無理やり起こすと、オレが1人死んでいくから使いたくなかったんだが・・・



 さぁ、九尾の尾よ、在るべき場所へ還れ!」



・・・九尾の、尾?

九尾のチャクラを、培養した物じゃなかったのか?

それが、ソラに封印されている物の正体のはず

叫び続けるソラの体から巨大なチャクラの塊が引きずり出された

周囲までもが赤黒く変色し、まるで現実ではないような感覚に襲われる


圧倒的なチャクラの塊

もはや暴力と言っても良い


ゼェゼェと息を荒げるマダラは、呼吸を整えようとオレ達から距離をとる

ソラの封印を解いた術は、なにやら酷くチャクラを消耗するようだ


????今なら、ヤれるか?


脳裏に思い浮かんだ可能性が、オレに希望を持たせる


どんな条件ですり抜けるかは未だに分からないが、弱っている今なら、イケるんじゃないか?





そう思って、蟲へ指示を出そうとしたとき、火柱が昇った





「・・・コン・・・?」





振り向けば、変わり果てた姿

そうだ

コンは人柱力だ、ナルトと同じ、九尾の人柱力



?????????暴走しないと、断言出来るわけがない



仮面が消し炭となって零れ落ち、素顔が露わになる

地獄の業火とは、言い得て妙だ

あの炎が人を害さないと誰が思うのだ


荒れ狂う炎が徐々にコンの体を侵食して、まるでナルトの暴走モードのように、狐の尾を模る

ナルトと違うのは、その尾が二本だということ



「・・・ゥウ゛・・・グルルル・・・」



開かれたその目には、理性など欠片も見受けられず

ただ迸る殺意が、オレすらも敵と捉えている


四足で身構えるコンに、言葉など通じないのだと、心で理解した



「・・・マジで、暴走かよ・・・」



背中を伝う汗が、体だけでなく、心までも冷え切らせた






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久しぶりの更新です

割り込み投稿すると最新話として表記されないんですね・・・

キャラ紹介ページと閑話集を独立させるべきか否か

・・・面倒だからこのままで行くか



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