恐怖に対する恐怖
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「・・・分かったよ」
庇ったままのソラ君を置いて、足早に駆ける
去り際に油女シュロへ中指を立てることを忘れない
コンビの仲を裂く者あれば挨拶せよ、フー先輩からの教えだ
油女シュロは何やら口を開いたまま立ち尽くしていたけれどどうでもいい
今はまじらず上忍達の元へ合流し、彼女たちを引き連れて戻ることを考えよう
待っててね、鶸茶
◇◆◇シュロ◇◆◇
「おいアイツ中指立てていったぞ!?オレそこまで嫌われるような真似したか!?」
思わずコンに向かって叫ぶ
蟲たちに牽制させ、クナイを構える
「大体犯人の想像ついた
・・・変な事教え込みやがって、修正するのに手間取るじゃねえか・・・」
ギリっと歯を噛みしめる様子が薄ら寒い
・・・やだコンさん怖い・・・
「んーと、とりあえず巫子さん?
?????暁に、来ないか?」
そこの油女も一緒で構わないぞ?
笑いながらオレ達に声をかけたトビ???いや、うちはマダラ
先程までの、他人を小馬鹿にしたような物言いは何処へ行ったのか
アニナル見てても思ったが、凄い演技力だよお前・・・
さっきデイダラと一緒にいた時も、後輩キャラ演出しやがって
「何が目的だ?うちはマダラさんよ?」
気配を消し、差し向けていた蜂の一匹がマダラに潰された
・・・ご丁寧にクナイを使いやがって、アンタなら態々潰す必要なんかないだろう
攻撃なんて全部すり抜けるんだ
避ける必要すらないのに、挑発のつもりか?
良いぜ、今に見てろ
「先程は碌に挨拶も出来ないまま去られたが・・・久しぶりだな、うずまきクシナの護衛よ」
「・・・てめえはオレと同じ記憶持ちかよ・・・
なら、オレが着いていかないのは・・・分かってるよな?」
「フッ・・・オレと同じだと・・・?
一緒にしないでもらいたいものだ
邪神さまのご要望だ、お前たち家族を暁に連れて行く
まぁ、今回は別の目的があるのでな」
オレ達、家族?!
コンだけじゃないのか?
コンに対する人質扱いだとでも言いたいのか
「うちはマダラ、お前は邪神の、パルコの命令を聞いているのか?」
気絶したままのソラを眺めていたマダラに、コンが低い声で問いかける
「・・・その名を、呼ぶか
記憶は戻っていないようで安心したよ
イタチが余計な真似をしてくれたおかげで心配だったが、あぁ???良かった」
心底安著したとでも言いたげに、ゆっくり息をつい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ