第二章
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「はい、ヤクルトです」
「あそこか」
真一はそこまで聞いて納得した顔で返した。
「ならいいけれどな」
「巨人は、ですか」
「ガッツ獲られたからな」
「じゃあ課長の贔屓は」
「最初は西武だったけれど変わったんだよ」
「日本ハムにですか」
「そうだよ、こっちに来てくれてからな」
その時からというのだ。
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