マブラヴ
0872話
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門ビーム砲、エナジーウィングの刃状エネルギーの掃射、頭部ビームバルカン、T.T.キャノンを放つ。
それと、ついでにグレートグランドマスターキーを使って『燃える天空』をぶちまける。
ホール自体も突撃級や要撃級といったBETAが300匹以上存在していたのだが、次から次に雨霰と降り注ぐ攻撃により、何をするでも無くBETAは息の根を止められて地面に沈む。
まさに先制攻撃の奇襲故に出来た攻撃だったが……BETAにとっては死の嵐といったところか。
ともあれ、ホールに存在していた全てのBETAをものの数分と掛からずに撃破すると、周囲の様子を改めて確認する。
ドリフトのジャンクションと言われているだけあり、このホールには俺が入ってきたのと合わせて5つ程のドリフトが繋がっている。
問題は、どの道が正解かという事だが……
そう思った、その時。T-LINKシステムを通じて何かが俺の方へと向かって近づいてきているのを感じ取る。
それも、真っ直ぐに俺の方向へと。
「何だ!?」
近づいてきているのが何なのかは分からないが、それでもこの場に留まって何かいい事がある訳でも無い。そう判断して、ヒュドラのスラスターを噴射させてその場から飛び退く。
そのままニーズヘッグが空中に浮かんでから1分程経ち……やがて、唐突につい先程までニーズヘッグの存在していた場所が崩落するかのように崩れ落ち、次の瞬間にはそこから巨大な何かが姿を現す。
丸い何か。直径としては200mに足りないくらいだろうが。
これまで知られていた、どのBETAとも違う種類。
……新種、か?
何もない場所を掘ってやって来たって事は、恐らく奇襲用のBETA……いや、違うな。今の現れ方を考えれば、ハイヴ内でドリフトを掘っているBETAか?
ともあれ、ドリフト内部を掘り進みながら突然現れたそのBETAは、そのままホールの中へと突き進んでくる。
その大きさは口だけに留まらない。ミミズや蛇のような長い胴体を持つそのBETAは、俺の方へとその口らしきものを向けると……次の瞬間、パカリと口を広げ、更に開いた口の中からもう1つの口と表現しても言いような、生々しいピンク色をした口のようなものが前へと伸びる。
グロイ光景だったが、そこから出てきたものは完全に俺の予想を超えていた。
何しろ、口の中から突撃級、要撃級といったBETAが出てきたのだ。
しかも、出てきたのはそれだけではない。何と、要塞級すらも姿を現す。
……なるほど、この未確認BETAは穴を掘るだけじゃなくて俺達で言う空母のような役割を果たすのか。取りあえず仮に母艦級とでも名付けるとするか。
そんな風に考えている間にも、母艦級の中から姿を現したBETAはその全てが俺の方へと向かって突っ込んでくる。
要
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