マブラヴ
0872話
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ルの糸、アダマン・ハルパー、ファントムくらいだ。
……よく考えたら十分なような気がしてきた。
少なくてもハイヴに突入する戦術機と比べたら、頭部ビームバルカンだけでも圧倒的に攻撃力が上なんだよな。
ただ、戦術機の場合は小隊、中隊、大隊といった数でハイヴ内に突入するのに対して、俺はニーズヘッグ1機なんだが。
メガ・バスターキャノンやブラックホール・ランチャー、ましてやラグナロクなんかは使いようがないのは無念だ。
そんな風に考えながらハイヴ内を進みつつ、通信を入れる。
「こちらアクセル。全機、現状を報告しろ」
一瞬の沈黙の後、最初に返事が来たのはコーネリアだった。
『こちらコーネリア、ギルフォード組。既にハイヴ内部に突入済みだ。現在はホールの中で200匹近く出てきた戦車級を殲滅中』
『こちらはイザーク、エキドナ組だ。現在ドリフト内を進行中。たまに戦車級が上から降ってくる以外には問題無い。現在順調に進行中だ』
『こちらムウ、ムラタ組。こっちも現在は問題無い。……ただ、ムラタが嬉々としてBETAを斬りまくっているんで、俺が手を出す暇が全く無い』
『こちらレモン、スレイ組よ。残念ながら私達はついさっきハイヴ内に突入したけど、現在BETAの姿は確認されていないわ。見つけたゲートをアクセルに取られたのが、突入に遅れた要因ね』
『こちらマリュー。地上部分に関して言えば、まだ大分余裕があるわね。BETAが次から次に出てきているけど、修羅神が競うようにして血祭りに上げていってるわ。それと、ゲート付近で待ち受けているシャドウミラーの戦力に関しても、出てきたBETAを撃ち漏らしはしてないわね。……ああ、そうそう。ゲートからシャドウやメギロート、イルメヤもどんどんハイヴ内に突入していってるわ。観戦武官として乗り込んでいる人達も色々と映し出されている光景が信じられないのか、面白い顔をしているわね』
『こちらエザリア。ニヴルヘイムの方も特に問題無し。観戦武官にも特に妙な動きは無いわね』
一応どの組も問題は無いか。
ちなみにハイヴ内では通信が阻害されるのがこの世界の常識だが、シャドウミラーの通信は基本的にフォールド通信を使っているので、阻害に関しては全く問題がなかったりする。
この時点でマブラヴ世界の住人にしてみれば嬉しいだろうな。普通ならハイヴ突入時には通信の中継器を持っていかなきゃいけないらしいし。
「了解した。どうやら全機無事にハイヴ内に突入出来たようだな。後はそれぞれ遭遇したBETAを駆逐しながらメインホールの反応炉まで向かってくれ」
『了解』
各自の状況を確認し、通信を終える。
すると、まるでその瞬間を待っていたかのようにドリフトの中でも何もない場所からBETAの群れが姿を現す。
ちっ、スリー
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