1巻
剣と神器×ラースとの契約
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わんぞ?」
協定というのは、今後も澪の監視役となって今後についてを話し合おうとの事。もし今回失敗したら新たな監視者が付くはずだと推測を言ってから、ラースよりも強い奴を送り込んで来るはずだとな。勝機はあるし、どんな強い奴と相手をしたとしても俺との相手は即抹殺するのみ。俺と滝川は敵同士だが、こういう協定を結んだ方がお前の立場的にはキツイとな。
「分かった、確かに今回の件で俺の立場も苦しい。一真っちが勇者の一族や魔族でないなら、残りは神族だと俺は思うね。神族相手に俺はまだ死にたくない、もちろん勇者の奴らと対等に戦えるお前なら今後についても大丈夫だろう」
「契約成立だ、俺は神族と言ってもこの世界の神ではないと言っておこうか。お、そろそろチャイムが鳴るな」
チャイムが鳴った後に、滝川=ラースは契約成立と共に屋上から姿を消した後にやって来た深雪と澪だった。ここで話していた事は知らないが、昼食となったので弁当を持ってきた蒼太と沙紀もいたけどなぜか柚希もいたけどな。一昨日の戦闘で俺と一緒に走れなくとも、今後とも一緒になって強くなりたいとも言うが深雪を倒してから言ってろと言ってから弁当タイムとなった。
「捜してた一真・・・・これ、食べて欲しくて」
「俺が里に居た頃のか、分身体にとっては懐かしいと言っている。小さい時から上手かった料理だったか」
「里に居た頃の一真が好きなおかず、いっぱい入れてきた」
「お兄様は結構食べますけど、今回は譲ってやりますよ。柚希さん」
そうは言うが、俺と澪との関係を知った柚希だったがたまに出る関西弁で思わず可愛いなと思った。澪が一真のご主人様だと言ってからは、澪といつの間にかいた不法侵入者の万理亜と深雪だけで言い争うのだった。あと昨日の内に迅がいる魔界にメールを返信しといたら返事はなかったが、あちらも結構楽しんでいたようだな。俺達が楽しんでた頃、暗い森の中に携帯電話の着信音が鳴り響いた。
「はいよ・・・・おうお前か・・・・ああ、もう知っている。創造神黒鐵様である一真様のメールが来たからな」
通話相手に迅が言ったのは、かつては息子だったのに今では部下でもある一真の事だった。本来ならば、人間の世界で作られた通信機器を魔界で使用する事は不可能である。だが、大戦時は魔界へ潜入する事もあった為か、生命線である連絡手段=通信手段の確保は必須となり、様々な手段が講じられた。時代の移り変わりと共にその方法は変化し、今は携帯電話の中に特殊な魔力チップを入れ、その波動を周波数化して飛ばし、異なる世界とも連絡を取れるようにしたのが勇者の一族での連絡方法。今使っている迅が持っているのは、本体である織斑一真と合流した後に創られたケータイでどんな異世界や月中基地支部にも通信可能な蒼い翼製のオリジナルモノだ。
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