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僕は友達が少ない!〜ヨルノタカ〜(更新凍結中)
第十話 男の娘は実際いる確率は少ない
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ンが低くなる。
これは、相当怒っている時のものだ。
激怒。大激怒。激おこプンプン丸だ。

「一人でいる時にか?」
「あい………」

ゴキリと、夜空は首を鳴らした。

「よし……明日、そいつ殺そう。」
「夜空落ち着きなさい??」


翌日

星奈と夜空は、物陰に隠れて小鷹を見つめている。

“木に逆さで吊るされた”小鷹を。

「いやおかしいよね??」

小鷹が叫ぶ!それもそうだろう。これではまるで、と言うより囮そのものだ。

「安心しろ、ストーカーならばこの状況で動かないわけがない。そこで出てきたところをぶち殺す。完璧な作戦だ。」

だが、この作戦には穴がある。それにいち早く気が付いたのは星奈だ。

「ねえ、夜空。」
「なんだ駄肉。」
「これさ、先に先生とかに見つからないかしら?」
「…………………」
「目逸らしてんじゃないわよ??」

どうやら気が付いていなかったらしい。
これで先生が来たら間違いなく困るのは夜空である。

「英雄王、後で覚えときなよ……」
「夜空、死刑宣告よ。」
「逃げたらヤバイな……」

そんなこんなで20分。遂に小鷹に近づく人影があった。小柄で、線の細い人影。夜空の予想では太ったオタクが来ると思ったのだが、意外であった。

だがストーカーはストーカー。ぶっ殺すのに変わりはない。

「見つけたぞ、ストー……か…あ?」

夜空が飛び出し、とっ捕まえようとしたが、その相手の容姿に固まってしまう。

「おんなのこ?」

夜空が、驚きと共に間抜けな声を出した。予想外にもほどがあったからだ。

女の子である。それもかなりの美少女。
茶色の短髪の少女は、小鷹の笑顔が可愛い美少女や、星奈のような高嶺の花といったのとは、また別の種類の美しさ。
近くにいると、守ってあげたくなる。
そんな可愛さだ。

「えっと……君は…」
「あなたがあねごに、このようなことをしたのですか?」
「……あねご?」

少女の謎の言動に、夜空も星奈も、小鷹
でさえ理解できなかった。

「とりあえず、僕を降ろしてくれない?」

だから、小鷹のいったこの台詞は、おそらく妥当だろう。

数分後。

「ぐ……がはっ……」
「まあ、自業自得よね……」
「さすがあねごです。」

夜空をフルボッコにした後、三人……もとい四人は、部室へと着いていた。

因みに、夜空を除く三人は、小鷹の入れた緑茶を飲んでおり、夜空は部屋の隅で簀巻きにされていた。

「で、楠……くん?さん?」
「あねご。わたくしはおとこであります。」

どこからどう見ても女の子なのだが、本人が男と言うなら男なのだろう。

「それで、楠くんは……」
「幸村でけっこうでご
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