第5話
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「大丈夫です。
人格が複数あるので、分割すれば」
「・・・ん?」
真也のカミングアウトに、イマイチフローリィは飲み込めていないようだった。
「あ、実際に見せた方が早いですか?」
そう言うと、真也は目を閉じた。
そして、数秒。
「・・・代わったぜ。俺は抜刀だ」
入れ替わった抜刀がそう言うと、フローリィは少し沈黙してから。
「・・・なるほど。多重人格ならこれを使う理由も納得がいった。
さて、用意はしてある」
そう言うと、フローリィは扉を開けて入っていき、真也も続いた。
扉の奥には。
1機のISが、搭乗者を待つように跪いていた。
「これが・・・?」
「ああ。ラファール・リヴァイヴカスタムNだ。
とりあえず、初期化と最適化をするまで乗ってみてくれ
これがISスーツだ」
促され、真也はラファール・リヴァイヴカスタムに乗り込む前にISスーツを着るために
ロッカールームに向かった。
着替えて乗り込んだ後、
展覧会で初めて乗った時の感覚を感じながら、真也は起動完了まで待った。
数秒後、全システムの起動が視界に表示された。
「行けそうです」
「じゃあ、初期化と最適化が終わるまで飛んでみてくれ」
そう言い、真也は飛翔を開始した。
「流石専用機、シュミレーターの機体より機動性がいいね」
『当然でしょう。あれはシュミレーション用に性能を数ランク下げていたので』
『道理で動きにくいと思ったぜ』
『抜刀の生身の方があの機体より早いよね、状況次第では』
「それ、割と異常だよね」
と、乗りながら会話していると。
[也君、調子はどうだい?]
フローリィが、スピーカーで話しかけてきた。
「順調です」
[なら、パッケージを起動してみてくれ。
ラファール・リヴァイヴカスタムSをインストールしてある]
真也が短く返すと、フローリィが指示を出してきた。
それに従って、インストールされているパッケージを表示させると、
『ラファール・リヴァイヴカスタムS』と表示されており、
真也はそれを起動させた。
機体表面に粒子が集まり数秒後、機体が僅かに重くなった。
「近接型っぽいね。抜刀、よろしく」
『任せとけ!』
装備の一覧も切り替わり、それをパッと見てから、真也は抜刀に任せた。
直後、いくつかのターゲットが現れ
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