マブラヴ
0871話
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後は好きにしろ。では、各自散開! アラビア半島防衛戦の時と同様、俺達シャドウミラーの力をこの世界の者達に見せつけるぞ!」
その言葉に従い、転移してきた全ての機体がそれぞれの行動へと移るべく散っていく。
数万機の大軍であるが故に、当然シロガネ全機が収容出来る訳ではない。
ニヴルヘイムなら恐らく可能だろうが、そもそも転移してすぐに行動に移る以上はニヴルヘイムの中に収容しても出撃するだけの時間が掛かるだけだしな。
にしても、輸送の問題か。基本的にBETAはこうして全軍で一気に攻め寄せてくるけど、あるいは俺達のシロガネに値するような存在もいたりするのか?
そんな風に考えつつ、エナジーウィングを使って機体を傾ける。
「っとっ! 相変わらず……だな!」
ゲートから出てきた光線級と重光線級から放たれたレーザーをT-LINKシステムを使って回避し、同時にヒュドラから放たれる18門のビーム砲が光線級の群れを片付け、メガ・バスターキャノンで重光線級を纏めて一掃する。
他にも高性能な機体を優先して狙うというBETAの攻撃の関係上、シロガネとニヴルヘイムにも大量のレーザーが放たれ続けているが、それら全てをバリアで防がれている。
その光景を見ながら、現れた突撃級に向かって猛牛型のフラウスが正面からぶつかっていき、ダイヤモンド以上の固さを誇る甲殻をあっさりと砕いて弾き返す。
カメレオン型のボフリィは、その特殊な能力で姿を消しながら要撃級の隙を突いては数機掛かりで舌を放ち、身体を貫く。
アルマジロ型のグリモアは回転しながら突撃して戦車級、闘士級、兵士級といった小型のBETAを踏み潰していき、コウモリ型のハルパスは空中を飛びながら衝撃波を放って仲間の援護をしている。
本来であれば空を飛んでいるハルパスなんかは光線級、重光線級のいい的なんだが……この戦場にはハルパスを遙かに凌駕する性能を持ったニーズヘッグやシロガネ、ニヴルヘイムがいる。そうなれば当然BETAとしての本能で狙われるのはこちらになる訳で……結果的に、ハルパスは何の脅威を感じるでも無く上空からの援護を行う事が出来ていた。
当然修羅達を率いているアリオンも、その特徴で有る速度を活かしながら要塞級の振り下ろしてきた足を回避し、尾の先端を回避し、カウンターとして要塞級の顔面へと無数の拳を叩き込んでいる。
修羅の奴等、色々な意味ではっちゃけてるな。この映像を見ているマブラヴ世界の者達はどう思っているのやら。
いや、それはシャドウミラー勢にしても変わらないか。
シャドウの放つビームガトリング砲や、グラビティキャノン、クロスマッシャーがハイヴの中から次々に姿を現すBETAを纏めて消滅、撃破、爆破していく。
周囲に散らかるBETAの死体や肉片といったものが大量に生み出
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