ハイスクールV×D ライド18
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質量ゼロの刃なら兎も角」
目の前でゼノヴィアのエクスカリバー・デストラクションに魔剣を砕かれる様を指差す。
「攻撃が大振りになる上に自慢のスピードを自ら封じる事を意味する」
トドメとばかりにエクスカリバー・デストラクションの柄の部分を鳩尾に叩き込まれる木場の姿を見据えながら、
「隙が大きくなればそれだけ相手からの反撃を受けやすくなる上に、半端剣士の能力上破壊力は無用。一撃でダメなら十、十でダメなら百、相手の反撃を許さず切り裂けば良いだけだ」
崩れ落ちる木場の姿を見ながら四季は詩乃へのアドバイスを加える。明らかに木場を『悪い例』にして詩乃へのアドバイスに利用している。
「強力な武器でも自分の筋力で扱えない武器は逆に弱くなるだけだから、詩乃も気をつけた方が良い」
「うん、気をつける」
周りはちゃんと自分の特性に有った武器を持っているので、悪い例が無かったので詩乃への注意点を与える例が無かったので丁度言いとばかりに説明に使っている。
「そう言う訳だ。序でにもう一つ。『聖剣を破壊する』、そんな考えに支配されて無用な破壊力なんて物を追い求める。……自分の技を見失う……半端と言ったが……剣士として落第点だな」
そう言って手を振って立ち去って行く四季と詩乃。
「……アイツは剣士じゃなくて武器作り……其方へと進むべきだったな」
聖剣への憎悪が有る以上その選択肢も無理だろうが、魔剣を作ると言う点のみに特化していればよかったと思う。……実際、四季の知り合い……と言うよりも友人経由で知り合った相手、『聖剣創造』の亜種神器を持った少女も前線に立つより仲間に武器を提供する立場に立つ事が多い。
「四季、言いたい事ってアレだけじゃなかったでしょ?」
グレモリー眷属から十分に離れた時に詩乃がそう問いかける。
「ああ。精神面……こっちは主の責任だな」
下手に刺激しすぎない方が良いだろうと思って黙っていたが、そう思わずには居られない。
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