A's編
第三十二話 裏 後 (クロノ、リィンフォース、グレアム、リーゼロッテ、なのは)
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姿を現していた。
翔太の姿を視界に映したなのはの行動は速かった。今までいた位置から一直線に飛行魔法を使って飛ぶ。翔太の隣には妹であるアリシアの姿もあるのだが、すでになのはの視界に映っているのは翔太だけだった。
それが功を奏したのか、なのはは自分の腕の中に翔太を抱きかかえることに成功する。
うぷっ、と少し苦しそうな声を出したような気がするが、なのははそんなことを気にしていなかった。今はただ自分の腕の中にある翔太の存在を満喫したかった。翔太の体温、呼吸、匂い、感じられるすべてから翔太という、自分のたった一人の友人という存在を感じたかった。
―――ショウくん………
ぎゅっ、と胸の中の大事な大事な宝物を守るように力を込めるなのは。彼女にとっては、今の時間がただただ幸せだった。
つづく
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