暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
芸術を持っている者
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◇◆◇コン◇◆◇








「ま、暁とジャシン教が繋がっているのは確定として、長であるパルコを調べるか
 
 邪神なんていう曖昧なモンより、尾獣のほうがまだ調べやすいだろう

 二年前、月隠れとこちらで何があったかを調べたいんだが・・・
 
 流石に月隠れの情報はねえなぁ」


天井を仰いで溜息をつくシュロ

そうだな、月隠れの情報はこちらでは無い・・・

オレの月隠れの知識じゃ、神殿内部位しか分からない

正直、内部事情も結構分からない


「・・・無い事も、無いんじゃないか?」


顎に手をあてて、唸っていた先生が口を開いた

何か、良い案でも思い浮かんだのだろうか


「へ?先生、どう言う意味ッすか?」


シュロがキョトンとしている


「いや、イタチがいるじゃないか
 ・・・白の方が手っ取り早いか」

「先生、イタチはともかく白はもう・・・」


シュロがちらっとオレを見る

白の死は・・・まぁ、なんだ、割と落ち込んだけれどそんなに気にしなくても良い


「穢土転生、すればいいんじゃないの?」


「「・・・」」


シュロと向き合ったまま、しばし無言

・・・この人、また原作知識忘れてる・・・?

いや、術の解説を知らないだけか


「あれ、ダメ?」


多分術の下準備が出来ないから、無理かな


「・・・先生、穢土転生の術はですね
 対象の人間が持つ一定量の個人情報物質・・・つまりDNA
 あと、生贄が必要なんですよ」


白の遺骸は火葬してしまったし、生贄をどうやって用意すればいいのか


「再不斬から遺灰の一部貰えばいいんじゃないか?
 生贄だったらほれ、医療部隊に行けば死体とか一杯あるぞ」


い、遺灰ってDNA残ってるの・・・?


「え、先生、それ良いの?」

「新術の研究っていえば貰えるぞ?
 手続きは、イカリに任せれば大丈夫だろう」

「ナンテコッタイ
 ・・・待ったシナイちゃん、オレ達で穢土転生発動出来るだけのチャクラ・・・あるか?」

「あ」


今気づいたというように口を開いた先生

・・・チャクラ、無理だな

六班は穢土転生を発動できるチャクラがない


「正直イカリも先生もチャクラが少ない方
 鶸茶だって殆ど無い
 オレは蟲へチャクラ供給しなけりゃならないから、必要量が足りない
 つーかオレは術式覚えられねェ」

「シュロ・・・」「お前・・・」


思ってたより可哀想な記憶力だったんだな


「やめてよそのアホの子を見る目!!やめてよ!」


少しだけシュロが泣いた

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