俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は八雲琥珀だっ!
第十三話 電車と異変と撫で撫ではやめてください
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オーラを出していた霊夢とは全然違うオーラを出しているめちゃくちゃ可愛いデレデレ霊夢を愛でまくる
「くっそ可愛いなお前このやろう♪」
「こぉ〜はぁ〜くぅ〜?」
愛でて愛でて愛でまくって動いていた手が動かなくなった。と言うか言葉を発することさえままならない
「ゆかりんの視線に気づかないのかしら琥珀ちゃん?」
紫を忘れていたっ!!!
くそっ! くそっ! 俺の楽しみをっ!!
やはり昔からの知り合いである紫と霊夢の間には友情と言う名の助け合いがあって(以下略)
■■■
「すまん霊夢。ホントにすまん」
「別にいいよ... もう」
自分の席に戻り、あやすように霊夢に謝る
「でも、次暴走したら"責任"取ってよね」
んっ!?
責任を取る... んっ!?
「あ、ああ。責任取るぞ」
この、ツンデ霊夢め
可愛いなちくしょうっ!
「さてと、私は帰るわよ〜」
そう言ってあくびをしながらスキマの中に入ろうとする紫
「ちょっと待てっ! 俺はここからまた歩かなきゃ行けないのか!? 確かに明日も遊びに来ようかななんて考えていたけれども、この薄暗い中またあの道じゃない道を通らなきゃいけないのか!? いや別に怖いって訳じゃないけどな」
「そうね〜... そこ、外出て。右側に森があるでしょ? そこら辺に細い道があるから。じゃ」
「いやわかんねぇよ!!」
あ... 消えた。あの野郎、霊夢撫でまくるぞこの野郎
「霊夢に嫌なことしたら電車投げつけるわよ」
「はい。すいません」
あの野郎。消えたと思ったら出て来やがってまた消えやがった...
■■■
明日も遊ぼうね〜、と言う博麗ちゃんの元気な明るい声を後ろにしてここから去るのに根気がいる。右手を上に上げて手を振って、じゃあな、と
外に出て右側にある森...ねぇ
紫に言われた通り右側にある森を見てみる。すると、紫が言ったとおり細い道が見えた。こんなことに嘘をついたってしょうもないのだろうが... なんと言うか若干信じていなかったのだ
寒いな、なんて思いながらその細い道を歩く。そう言えば服を買っていなかった。最悪、テレポートさせればなんとかなるが... 果たして世界は越えられるのだろうか?
などと考えていると、森を抜け、電灯のある道に出た
ん... なんか見たことある道だなここ。言うならば、博麗ちゃんに会う前に自転車の件を考えていたときに見た道だ
目の前にちょっとした看板を見つけたので、その看板に近づき、看板の詳細を確認してみた
「...ないわ。こりゃないわ。いやもうむしろ一線を通り越して笑えて来たわ」
可哀想だから博麗ちゃんを恨むことはしないが
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