暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十話 ナノモンとの邂逅
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路さえ無ければエジプトのピラミッドそのものだ」
すずか「そうですね」
フェイト「そうなの?」
大輔「ユーノを連れてくればよかったな。絶対に喜ぶぞ」
子供達はバレないように雑談をしながら先に進んでいく。






























辿り着いたのは、高圧電流が流れている網が張り巡らされた一室だった。
隠し通路の箇所だけは、唯一、ホログラムで人間もデジモンも安心して通ることが出来るらしい。
もし間違えでもしたら間違いなく、先導する人間は死に至るのは明白である。
幸い、ナノモンのデータには右から5マス目と書かれてあったので、大輔が先陣を切り、言う通りに数えて先に向かった。





























辿り着いたのはピラミッドの最深部である。
ここが目的地で間違いないとすずかは肯定する。
その奥にいたのは、頑丈な高圧ガラスで閉じ込められているナノモンの姿があった。
ルナモン[あれは、確かナノモンだよ。凄く頭のいいデジモン]
ルナモンが説明する。
フェイト「…ひょっとして、あのデジモンがメールを送ってきたの?」
フェイトが聞くと、答えは意外な場所から返ってきた。
ナノモン『その通りだ、選ばれし子供達』
すずかのパソコンにナノモンが映る。
すずか「そうか、赤外線ポートに直接データを送り込んでいるんだ」
ナノモン『私はかつて、エテモンと戦い、そして敗れた。……そして破壊された身体のまま、此処に封印され、思考能力を奪われた上で、エテモンのネットワークを管理するホストコンピュータの役割を与えられた。だがある日、私は記憶を取り戻し、エテモンに気付かれぬよう、少しずつ自分の身体を修復し始めたのだ。外で起こっていることは何でも知り、それに干渉することも出来るようになった。だが、封印を解除するには外部の協力が必要なのだ』
ナノモンの話に区切りがついたところで、すずかが口を開いた。
すずか「私の紋章はどこにあるのか、本当に知ってるんですか?」
ナノモン『勿論だ。私はエテモンすら知らない多くのことを知っている』
賢「信用出来るんだろうな?」
賢は疑わしげにパソコン画面を見つめた。
ナノモン『私と君達はエテモンの敵ということで共通している。信じて欲しい』
大輔「…分かったよ。で、どうすればいい?」
大輔がナノモンに尋ねる。
ナノモン『こちらの指示に従ってくれ』
ナノモンの指示を受け、子供達は行動を開始した。
すずか「大輔さん。そこのレバーを倒してください」
すずかが言うと、大輔はすぐに実行に移した。
壁にあったレバーを降ろすと、すずかの前のパネルが開き
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