暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十話 ナノモンとの邂逅
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「ほんまに大丈夫なんやろうね?もし敵の罠だったらまずいんちゃう?」
アリサ「でも…認めたくないけどアレみたいに味方かもしれないじゃない」
大輔「まあ、アレは置いといて、見捨てるわけにもいかないだろ」
謎のSOSメールが図示した地図を辿って、岩場に入る子供達。
やはり不安が先に立つ。
切り立った岩場に囲まれたこの場所では、敵に待ち伏せされていた場合逃げる術がない。
先頭ですずかは器用に歩きながらパソコンを弄る。

すずか「もう少し…のはずなんだけど…」
なのは「…あ、光った!!」
指定ポイントから500メートル。
その位置に足を踏み入れると同時になのはのD-3が輝いた。
子供達は一斉に周りを探す。
ガブモンX[なのは、こっちだ!!あったよ、なのはの紋章が!!」
ガブモンXが歓声をあげ、脇道に走ってゆく。
駆け寄ったその先の岩壁には、確かに他の子供達のものと同じく、紋章が彫り込まれた巨大な石板があった。
紋章は引き合うようになのはのD-3と同じ律動で輝きを増し、翳したそれに吸い込まれるように入っていった。
なのは「やった…私の紋章だ!!」
にこにことしゃがみこんでガブモンXに紋章を見せてやるなのは。
賢「どうやら罠じゃなかったみたいだな」
すずか「残り1つの…私の紋章は、助けてくれた後に場所を教えるだそうです」
大輔がすっかりお決まりの号令をかける。
大輔「さあ、行こう!!」
石板が取り払われ、現れた抜け道に子供達は踏み込んでいった。






























岩のトンネルをくぐると、そこは一面不思議な文字で埋め尽くされていた。
賢「これは……」
すずか「うん。これはファクトリアルタウンで見た文字ですね」
巨大電池の内壁、エネルギーを生み出す不思議装置。
保存してあった画像データと照合し、すずかが壁に手を伸ばし1つの文字に手を触れる。
指先でその文字を擦り消すと、薄暗かったトンネル内部に灯りがつき、口を開けたままだった入り口に元通りの岩のカモフラージュが施された。
すずか「やっぱり…。ここではエネルギーがプログラムによって発生してるんだ」
アリシア「え、どういうこと?」
熱心にデータと壁面を見比べるすずかの代わりに、賢が説明役を買って出る。
賢「書いてあるプログラムを書き換えるだけで、それを実行出来るんだ。今みたいに、電気をつけたり消したりね」
すずかが更に文字を書き換える。
ヴィン、という音とともに空中にホログラムが浮き上がった。
すずか「この付近の地図だよ」
アリサ「もう殆ど反則じゃない…」
フェイト「大輔達から前以て聞かされてなかったら混乱してたかもね。この世界にいる私達も今は人間の形をし
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