暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十話 ナノモンとの邂逅
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たまま固まった。
すずか「前にルカ君がケーブルに触れたすぐ後にエテモンの攻撃があったでしょう?はやてちゃんとユーノ君の紋章を探しに行った時もケーブルを見たし…ほら、やっぱり」
喋りながらもテンポよくキーボードを叩いていた手を止め、すずかは皆に見えるようにパソコンをずらした。
アリシア「……全然分かんない」
アリサ「ていうか、そしたら今私達がここにいるのも全部バレバレなんじゃないのっ!?」
慌てる他の子供達を尻目にすずかの言葉を理解できた賢は再び作業を始めたすずかの後ろから画面を覗き込んだ。
賢「それもしかして、ハッキングかい?」
すずか「はい。どうやらエテモンのネットワークシステムは私達の世界の物と同じみたいなので、うまくいけば」
賢「…だったらここをこうすれば…ほら出た」
フェイト「あっさりすぎるよそれ」
すずかと賢のテクニック、恐るべし。
地道に、だがかなりの勢いですずかは賢の補佐を受けながらネットワークに侵入していく。
だがそこで、賢は画面左上に表示された“Mail”のマークに気がついた。
賢「すずか……これを」
すずか「えっ、メール!?誰から…」
まさか敵からのメールではと全員が息を飲む。
すずかがカチリとクリックすると、画面には目立つ大きな字でこうあった。
賢「“助けて”…?」
差出人不明のSOS。
助けを求めるそのメールは、見出しの後も長く細かく綴られていた。
すずか「…“私を助けてくれたら、紋章の在りかを教えよう”…」
メールの文面を読み上げていたすずかが呆然とする。
大輔「紋章を?」
ユーノ「一体何者なんだ…?」






























その頃エテモンは、サーバ大陸全土に無秩序に広がる数百もの選ばれし子供達の位置情報に怒り狂っていた。
せっかく直りかけていたというのに、これはどういうことだろう。
ガジモン達が懸命に作業するも、その故障はどうにもならなかった。
[駄目ですエテモン様、ここのコンピュータの故障じゃありません!!]
[例のピラミッドの…ホストコンピュータの異常です]
エテモン[くっ…ナノモンの奴ね!!]
ナノモン。
エテモンのネットワーク管理の全てを任されたデジモンだ。
エテモンはギュッと爪を噛む(実際にはエテモンはパペット型のデジモンのため、ただ指先の布を噛んだだけだったが)。
エテモン[(あいつ……まさか何か企んでるんじゃないでしょうね!!)あいつの様子を見に行くわよ!!]
[はい!!]
砂煙を起こして、笑天門号は猛スピードで走り去った。






























はやて
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