四弾 好奇心猫を殺す? 黒猫はミルクを好む?
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問気味に言うとアリアは何を言っているのよ、コイツは的な顔をして説明してきた。
「これはただのミルクじゃないわ。
希少価値が高い、ロバのミルクよ!」
「ロバのミルク?
ロバってあのロバか?」
王様の耳とかになっちまう、あの動物の名を口にするとアリアは頷いた。
そして、ロバのミルクは栄養価が高く、アレルギー反応もほとんど起こさない優れた食品という事を語り始めた。
「はあ〜。凄えんだなーロバって……」
「そうよ。
そしてそんな貴重なロバのミルクを飲ませてあげれる私がどれだけ凄いかわかったでしょ」
「あー、うん。凄え、凄え」
「風穴」
俺の投げやり気味な返事が気に入らなかったようで……。
ガチャっとスカート下のホルスターから銃を抜いて、俺の頭に銃口を向けたアリア。
口より先に手が出るこの少女の様子に、給仕をさせられていたオレンジ色の髪をした少女も慌てている。
「待て、待て??
冗談だ。冗談!
それよりお前の話とやらをそろそろ聞かせろよ!」
「今度、馬鹿にしたら風穴よ!」
「あ、アリア先輩駄目ですよ!
撃つなら動けないようにして、確実に仕留めないと……」
「おい、お前はどっちの味方だ??」
アリアを慕うこの少女、さっきから俺に大して敵意むき出しだが何故だ?
今日初めて会ったこの少女に恨み買う覚えはないんだがな。
「そんなの決まってます。
私はアリア先輩の味方です!
先輩達には、アリア先輩は渡しませんからね!」
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