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アクセル・ワールド 〜赤龍帝の拳〜 (更新凍結中)
第五話 心の声 前編
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トに寝転んでるんですかね?

「あの、せめて座ってもらえると……」
「私の部屋なんだから、どこにいてもいいでしょ?」

ごもっともで……いや、でもこの体勢は危ういだろう……これじゃ、まるで俺が千百合の寝込みを襲ってるみたいに……見えないか?流石に、見えないな。

「やるなら早くしてほしいんだけど。」
「わ、分かってますよ……」

この際だからもう仕方ない。諦めよう。
俺は、タクムに罪悪感を抱きながらも、千百合のニューロリンカーにコードを差し込む。

『えっと、聞こえるか?』
『聞こえるよ。』

この体勢はどうにかしたいが、仕方ない。最初に出た警告メッセージを退かして、BBのアプリを探す。
だが、このミッションはそれだけではダメなのである。俺はアプリを探しながら、千百合に謝罪しなければいけないのだ!そうしなければ、罪悪感で押し潰されそうだよ??

『じ、じゃあ、さっきのことだけど…』
『うん……』

ゴクリと喉を鳴らす。
緊張なんてレベルじゃない。
大型エネミーと対峙する時だって、ここまで緊張なんてしやしない。

『俺と、姫…黒雪姫先輩は、付き合ってたりはしないから…』
『それじゃあ、なんで一誠はあの人の召使いみたいにしてるの?』

彼女は、目を潤ませながら、その目を逸らした。

『召使いなんて……俺は、そんな事してないよ。好きでやってることだし……』
『私は嫌なの??』

その悲痛な叫びが、俺の頭に響いた。
再会してから、初めて聞いた千百合の悲しい叫び。

『なんで、お前はそんなにこだわる…俺なんかに…どうして……』
『じゃあ、どうして一誠は自分をそんなに嫌うの?』

何かが、心に突き刺さる。

『嫌いだよ……』

ああ、嫌いだ。
成績も良くない。
運は悪い。
顔も悪い。
性格も良いとは言えない。

そんな人間……

『嫌いに……決まってるだろ…!』

気づけば、俺はポロポロと涙を流していた。ここまで自分の悪いところを挙げられるとは、我ながら驚きだ。
当たり前だ。こんな人間を好いてくれる人など、いるわけがない。

親からも捨てられた俺なんて…………

その涙を千百合の指先が拭った。

『私は、優しい一誠が大好きだよ?』

思えば、彼女には何度も、こうやって背中を押された気がする。

『だから、自分に自信を持って?どうせなら、黒雪姫先輩と学校一のカップルになっちゃってよ。』

ダメだ。彼女には、逆らえない。姫とは違う。優しい力。俺は思わず、笑みを浮かべる。

『謝りに来たのに、慰められちまったな……』
『平気だよ。いつものことだし。』

大丈夫。千百合のニューロリンカーにBBのアプリはどこにもない。

ふと、あるフ
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