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アクセル・ワールド 〜赤龍帝の拳〜 (更新凍結中)
第五話 心の声 前編
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俺はがたりと立ち上がる。信じられなかった。いや、信じたくなかったが正しいだろう。
『千百合が……バーストリンカー?』
『可能性があるということだ。』
姫は淡々と言う。まるで、用意されたプリントを読み上げるかのように。
『まあ座りたまえ。』
そう諭され、俺は席に座る。
『ありえねぇよ。あいつすごいゲームが下手なんだ。最初の検査で引っかかるに決まってる。』
『ふむ。だが、それすらも演技だとしたら?』
頭に来た。
『ああ、そうかいそうかい。わかったよわかりましたよ。』
席を立ち、コードを外す。
「だったら、俺があいつと直結して確かめてきてやるよ。」
******************
とは言いました。言いましたよ。でもね、ついさっき学校であんなことがあったのに、いきなり直結してくれなんて言えない。言えるわけない。
「勢いで来ちまったけど……ど〜すっかな〜」
現在、千百合の家の前にいる。正確には、千百合の家の玄関の前だ。
うろうろし過ぎてたら通報されるかもだし、かといってこのまま帰るのは意味がない。
だが、直結するのに正当な理由なんて思いつかない……
「いや、本当にどうしよう……」
「あれ?一誠?」
不意に名前を呼ばれ、振り向くと、そこには、千百合が居ましたとさ……いや、笑えねえよ。
「よ、よう、千百合…一時間振り?」
「…………何か用?」
やめてくれ〜。そんな悲しそうな目で見ないでくれ〜。
「えっと……その……なんと言うか…」
駄目だ。うまい言葉が見つからない。
「お、俺と直結してくれないか?言っておくが、変な意味ではないぞ??」
いや、そもそも直結してくれないかと言った時点で変な意味だ。
「コードは持ってきたの?」
「あ、悪い。忘れた。」
「もぉー!直結してって言ってくるならコードくらい持ってきてよね!」
「お、おお。すまん。」
現在、千百合の部屋でコードを探している。
まさかこんな簡単に部屋に入れるとは…
最近の若者は爛れてる……ではないか?
俺も同世代だし。
「はい、これつけて。」
「お、おう……って、これ短すぎるだろ!何センチですか??五十センチないだろ!」
「い、今はこれしかなかったの??」
「お前……まさか、これでいつもタクムと……」
「してないよ!タッくんはいつも長いの持ってきてくれるし……」
あ、直結してるのは否定しないんだ。
確かに好き合ってるのならいいが、まだ中学生で直結って……いや、そういえば俺も姫としてた。
「と、とりあえず直結を……って、何やってんの?」
「何が?やるなら早くしてよ?」
いや、早くしろと言われても……なんでベッ
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