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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百九十二話 誕生日は昨日だった
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トにレーザー水爆を頂けるとは思いませんでしたわ。仲の良くない女性の誕生日に押しかけるなんてストーカー紛いの犯罪行為は止めて頂きたいわね。尤も貴方方自身が犯罪者(逃亡奴隷の子孫)ですものね。頂けるならフェザーンの様に情報を頂きたい物ですわね。オッーホホホ』
テレーゼは、まるで悪徳令嬢のように扇で口元を隠し笑いながらも、今回の作戦が漏れたのはフェザーンのせいだとばかりに黒狐に罪をなすりつけるのも忘れない。
「なっ」
未だ驚きで驚愕の表情の総司令部と各艦隊。
『そうですわ、貴方方が送ってくださった十万人の人材ですけど、有り難く捕虜として捕縛させて頂きましたわ。したがって貴方方の作戦は失敗した訳ですわ。まあ妾の誕生日アフターと父上の在位三十周年に免じて、今回の事は水に流して差しあげますわ。要塞の修理費も請求は致しませんから其方の艦隊はそのまま帰るのであれば、寛大なる心で見逃して差しあげますわ。早くお家へ帰りなさいな。ウフフフ』
そう言うと帝国側は一方的に通信を切った。
アイアース艦橋には沈痛な表情、悲痛な表情、侮蔑され怒りの表情などが渦巻いていたが、各艦隊では広域通信で先ほどのテレーゼの話が流れていたために混乱が発生していた。

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