1巻
整理後に宴×一真の策略と黒幕の正体
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を見ていないが、どこに行ったんだか。
「さてと、そろそろ俺は深雪がいるところにでも・・・・」
戻るかと言おうとした時に周囲が常闇に覆われた感じとなり、自動販売機の電気が消えた。
「・・・・うおっ?何だ、停電か?」
困惑の声をする滝川の隣で蒼太はというと、さっきまで穏やかな顔ではなく鋭い顔をしていた。まあ俺はいつでも来いみたいな感じでいたが、微かに灯る非常灯が闇の中に浮かび上がる十個の影を俺らに見せた。その中には、明らかに人とは違う獣のようなシルエットもあったが完全に魔族だな。さっきまでのははぐれ悪魔だったが、こいつらは襲う方の魔族。
「な、何だよコイツら・・・・」
敵は俺らや一般人にも見えるようにしているからか、滝川が呆然を思わせる声を発したので俺は思わず滝川に手刀で気絶させた。敵は一般人にも見えるようにしてあるから、深雪や沙紀はともかく澪でも見える敵だ。俺は空間から出した剣を取り出してから、蒼太はハンドガンを持った。ハンドガンには持ち主が思った弾丸を装填する事で、対人から対魔族用の弾丸に切り替えてから薬莢は自然消滅するから便利な物だ。
「蒼太、俺らのコンビネーションを試す時が来たようだな」
「そうですね、一真様は剣で葬って下さい。私もフォロー致します」
そう言ってから、俺と蒼太の周辺に魔族が群がるが剣のオーラで一瞬にして塵となってから走り出す俺。一閃で終わらしてから後ろががら空きだと思わせてから、蒼太の銃での狙撃。音はサイレンサーで無音だから問題ないが、今頃深雪達も気付いたら柚希が保健室に来る事も知っている。コイツらの目的は時間稼ぎだろうな、そうしてから蒼太は銃を俺へと持たせてから伸縮警棒にメモリを入れた事で簡易型聖剣となった事で次々と斬りつけて行く。
「やっぱり俺はこうでなきゃな、行くぞ蒼太!」
「了解!」
そう言い放つと同時に、前に向かっては聖剣と聖なるオーラ入りの弾丸で消滅する魔族達だった。俺らが戦闘を開始した頃、深雪達は既に保健室にはいなかった。彼女達がいるのは、校内で最も空に近いところである屋上だ。青白い月光の下で、深雪達は一人の少女と対峙していた。クラスメイトにして、澪を監視する勇者の一族である野中柚希。
「それで話とは何でしょうか?」
夜の保健室で目を覚ました澪は、沙紀から渡された飲み物を飲んでいたら保健室の扉を開けて中に入ってきたのは、お兄様ではなく野中さんでした。私はお兄様が分身体を放った後から知った幼馴染。
『・・・・貴女に話がある』
いつもよりも冷たい表情で告げてきた柚希の後に付いて来て、深雪、沙紀、澪は屋上に辿り着いた。ホントは澪だけの用事のはずだが、澪の姉は深雪なので付いて来た事。深雪が発した問いかけに、柚希は静かにはっきりとした声が響
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