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た。その後廊下に何時までも居るわけには行かないため、マイルームへと移動。二人とも定位置になりつつ場所に腰を下ろし話し合いを始める。
「作戦を話そう。あのバーサーカーと戦うのは私一人で十分だ。マスターは後衛でコードキャストを使い支援を頼む」
「思ったんだけどエネミーなら別に倒す必要がないんじゃないか?倒さずに暗号鍵だけとるとか」
そうすれば俺たちに対する負担がなく無駄な戦いをしなくても良い。アーチャーは俺の意見に首を横に振った。
「いや、あのバーサーカーの模したエネミーの背に暗号鍵が入っていると思われるボックスを視界に取られた。恐らくゲームのようにあれを倒さねば手に入れられんだろう」
「ゲームみたいだな………」
まるで昔やったゲームと同じ。強い敵を倒してアイテムを手に入れるといったRPGでよくあること。先ほど現れた言峰はまるで主人公にボス攻略の情報を与えるキャラといったところか。
「…………そうまるでゲームのように我々は動かされている気がする」
「ん?何か言ったか?」
「……………独り言だ。気にするな」
《三回戦 二日目》
「………………」
二日目を迎えた朝。廊下に出てみると一人の、白衣を着た男が歩いてきたのだが……存在感が薄かった、目を凝らしてみないと見えないほどに。……………言葉が出なかった。
「幽霊って初めて見たな…………」
俺自身衝撃を覚える。話には聞いていたが心霊体験というのを初体験したからだ。
「サーヴァントを使役するものが驚いてどうする。マスターが目にしてきた英霊も幽霊と大差がないが…………」
「あっ、そうか」
呆れているアーチャーの言葉に納得をしてしまった。言われてみれば英霊も幽霊広い意味で似たようなものか。納得していると半透明の白衣の青年が俺たちの間を貫通して通り過ぎていった。触れた感覚もなく本当にすり抜けただけの感触無き感触。
「…………立体映像みたいなものか」
「正確には違いますね」
呟く俺に話しかける人物がいるとは思わず、驚いてそちらを見てみると、輝くような赤色の制服を着込んだ貴公子、レオがいた。アーチャーの奴め………実体化とく前にレオが来たことに気づいたなら教えてくれてもいいに。
「こんにちは、レオ。あれを知っているのか?」
「ええ、よく知っています。あれは網霊ですよ」
「あの幽霊みたいなやつの名前?」
「幽霊とは少し違いますが似たようなものです。あれはセラフの中枢に記録された幾兆をも超える生命の設計図から漏れだした疑似生命体ですから」
「
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