unknown 1
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いた時楽に勝ち上がれると思っていた自分がいる。しかし、現実はそこまで甘くはなかった。まさかバーサーカーがアリーナにいるなんて思いもしなかったが。
「あんな化け物をどうやって倒せばいいんだ…………」
手段を考えてみる。ギルガメッシュがアインツベルンの城でやった様に剣で串刺しにするか?でも、それだけで倒しきれる自信はない。アーチャーの夢で見た聖剣を投影するという策も思いついたが、あれはセイバーがいたから使えた策で俺たちでは使えない。
「八方塞がりか………」
「諦めるか?」
「そんな事するかよ!」
「ならば打てる手があるのか」
「…………………………ない」
考えてみたが良い策が何一つ出てこない。アーチャーの言う通り今の俺に打てる手はないと言える。
「そういうお前はあるのかよ」
「無論、手はあるが……………まずは何時も通り情報を集めろ」
「集めろったって、明日にならないとアリーナへは入れないぞ」
「そこの奴に聞けばいいだろう」
それだけ言うとアーチャーは実体化を解き消えてしまった。そこの奴って一体誰の……………
「その様子をみると何か悩みがあるようだな少年」
「っ!」
声が聞こえた方に顔を向けると、いつの間にか言峰が俺のそばに立っていた。いつの間にかこんな近くに来ていたんだ?全く気配を感じなかった……………不気味な奴。
「私が思うにアリーナで何か予想外なものでも見つけてしまったのじゃないか?」
勿体振った口調をしやがって。この口ぶりから察するにアリーナに現れたバーサーカーについてなにかしっているな。ここは素直に質問をぶつけたほうがよさそうだ。
「ああ、アリーナに英霊が現れた。あれはどういうことだ?俺は確か不戦勝だったはずなんだけど」
「ほぅ……………英霊クラスのものが現れるとはついていないな。説明しよう。君の目の前に現れたものはエネミーだ。但し、英霊のステータスを持ったエネミーだがな」
あのバーサーカーがエネミーだと?蜂型や箱型のエネミーなんかはよく見るけど英霊クラスのステータスを持ったエネミーなんているのかよ。
「私の言葉通りになったな。また何かあったら聞きに来るといい」
言峰はそれだけ言うと背を向け立ち去ろうとしたが
「神父、私から一つ尋ねることがある」
再び実体化したアーチャーが言峰を呼び止めた。
「サーヴァントからの質問とはな?構わん言ってみろ」
「奴は英霊を真似たエネミーなら英霊個人が持つ能力も所持しているのか?」
「そこまでは再現しきれん。あくまでステータスのみだ」
「……………そうか。ならばこれ以上聞くことはない」
アーチャーの言葉を聞いて納得した言峰は姿を消し立ち去っていっ
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