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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
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がった。大多数はあの男に襲われ続行するのが不可能となったのだろう。昨日だけでも多くの人が死んだことが大きく影響しているのか。

「色々あると思うが頑張りたまえ」

薄ら暗い笑みを浮かべる外道神父こと言峰は、それだけ言うと食堂から姿を消した。入れ替わるようにアーチャーが実体化する。

「幸か不幸か今回殺しあう相手はいない。このままアリーナへと向かうとしよう」

「そうだな。とりあえずアリーナに行くか」

「アリーナについたら貴様に干将・莫邪の使い方を見せてやろう」

それだけ言うとアーチャーは霊体化し姿を消す。勿体振った言い方だが何か見せてくれるらしい。
悔しいことだが遠坂の授業や倫敦の時計塔で魔術特訓をするよりもアーチャーの教えの方が劇的に自分が進歩しているのがわかる。
食堂を出て一旦購買部へと向かうと新しい礼装が入荷されていた。使えそうな礼装を何個か選び購入。
一つ疑問がある。この端末に入っているお金は何処から支給されるのだろう?礼装一つ一つ値段が高く結構な量を使った気がするが電子マネーなので確認ができない。

(後で返済しろって言われなきゃいいけど…………)

そんなことを考えながら階段を登りアリーナへと向かう。その道中

「士郎、久しぶり!」

「久しいな!」

相変わらず元気いっぱいの白野と赤セイバーと出会った。どうやら問題なく二回戦を突破することができたようだ。

「二人とも二回戦を突破できたんだな」

「もちろん。セイバーと二人なら負ける要素なんかひとつもないよ」

「その通り奏者となら負けはせん」

出会った当初から変わらず自信満々の二人。能天気なのか自信家なのかわからないが、二人を見てるとどこか安心してしまう自分がいる。

「士郎は対戦相手はもう見てきた?俺、運のいいことに不戦勝だった」

「白野も俺と同じなのか」

「へぇ〜士郎もそうなんだ。俺は対戦相手の事を考えなくていいから嬉しい。これで一日中セイバーの事を考えられるからね」

「そ、奏者よ、て、照れるではない………」

「…………そうかよかったな」

会うたびに自身のサーヴァントへの愛が深まっている白野。彼の言葉を聞いて服と同じ色に顔を真っ赤にして赤セイバー。白野と赤セイバーの間に何があったんだろうか?普通ここまでサーヴァントに入れ込むのはここまでくると不自然な気もする。しかし、人目も気にせず抱き合うのはどうだろう……………。

「………イチャつくのは構わんが他所でやってもらえないか?目障りだ」

顔をしかめたアーチャーが実体化して二人に言葉を投げかける。気持ちはわかるが注意したところでこの二人には馬耳東風だと思う。

「セイバー」

「奏者」

「………………アリーナに行くぞ
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