第三十五話 月光の下でその二
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った、だが。
向日葵は身体をこれ以上はないまでに、それこそ寝る様にして屈みそのうえでその尾の一撃をかわした。その攻防の後で。
鰐の怪人はあらためて対峙した向日葵にだ、こう言った。
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