暁 〜小説投稿サイト〜
レインボークラウン
第百九十五話

[8]前話 [2]次話
              第百九十五話  先生に話すと
 梨花はリーダーとして自分が先生に話して路上ライブ、学校の中庭でそれの許可を得ると言った。だがここで。
 美奈子がだ、梨花に微笑んでこう言った。
「待って」
「待ってって?」
「梨花ちゃん一人で行くつもりよね」
「そうだけれど」
「これは私達全員のことだから」
 クラウン全員のだ。
「だからね」
「それでなのね」
「そう、だからね」
「私も行って」
「勿論あたし達もね」
 華奈子も言う、そして。
 他のメンバーもだ、梨花に口々に言った。
「じゃあ私達も」
「一緒にね」
「先生のところに行こう」
「七人全員でやな」
 春奈、赤音、美樹、亜美も言うのだった、メンバーのその言葉を受けてだ。
 そうしてだ、梨花もこう言った。
「それじゃあね」
「これからね」
「そう、行こうね」
 こうメンバーに行ってだった、そうして。
 全員で先生のところに行くことにした、それは七人の学年である五年生の学年主任の先生だった。その先生に話すと。
 すぐにだ、先生は五人にこう答えた。
「いいんじゃないか」
「あっ、いいんですか」
「ライブ開いて」
「ああ、そうした活動もな」
 そのライブ活動もというのだ。
「いいと思うからな」
「わかりました、それじゃあ」
「やらせてもらいます」
「ライブの後はな」
 それからのことも言う先生だった。
「ちゃんとしておけよ」
「お掃除はですね」
「それはですね」
「ああ、しておけよ」
 このことを言うことも忘れていなかった、だが。
 許可自体はだ、こう言ったのだった。
「じゃあ頑張れよ」
「はい、わかりました」
「やらせてもらいます」
 七人でこう答えてだった、そうして。
 七人でだ、あらためて言い合った。
「路上ライブね」
「やろうね」
 全力でとだ、約束したのだった。


第百九十五話   完


                        2014・12・19
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ