暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
神の存在を立証
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!?」


本当だ

・・・いつ会ったんだよ


「実は寺に来る途中に、デイダラとトビに出くわしましてね・・・
 
 邪神こそが暁に、ジャシン教に君臨しているのだと言われました

 んで、邪神がパルコだと断定すると・・・
 
 コンを守ろうとするのは、自分が死なないようにするための処置じゃないのか」


よく無事だったなシュロ・・・

・・・あぁ・・・

そうなのかも、しれないな・・・


「・・・人柱力を殺せば、封印されている尾獣は・・・死ぬ
 
 だからこそ暁は人柱力を殺さず、生け捕りにしていた・・・」 


オレの腹にはまだ、パルコの尾が、欠片が封印されたまま
 
オレを生かしたのは、哀れみなどではなく、自分が死なないようにするため?

暁に封印されたくなかったから、人柱力であるオレを連れて逃げ出して・・・


「死んじまったら、何にも成りませんからね
 
 コンを守ることによって死を回避し、自分の幸せを作ろうとする

 暁に君臨する事により、身の安全を確保した

 小南がコンに里抜けを促すようなことを言ったのは、手元で守るため・・・
 
 ジャシン教は暁が敵に回った時用の、自分の手駒、なんてな」 


ふと、ペインの言葉を思い出す


???人柱力を探しだし封印し、その集めた力で邪神を降臨させるために・・・???


・・・パルコは、実体を持っていない・・・?

封印されかかった所を逃げ出したから、実体を失ったのか?

今は精神だけの存在で、人柱力であったオレの体を使うことによって実体を得る気なのか?

それが、アイツにとってシアワセな世界だというのか












◇◆◇トビ◇◆◇








「やだなーデイダラ先ぱーい、そんな怒らなくても良いじゃないでスかー」

「お前が止めたせいで、オイラ蜂に刺されたんだぞ!?
 未だに動けねえ!!」

「口は回るみたいで良かったっす!」

「トビィ!!」


・・・懐かしい

木の葉の油女一族の異端児と遭遇するとはな

どうやらオレを倒そうと修行を重ねてきたようだった

あの時オレにあっさりと殺されておいて、怯えもしない

任務を優先して逃げ出したが、あの眼には殺意が込められていた

うずまきクシナを守り切れず、失意のまま死んでいった者の眼とは思えない


・・・あの方に選定されただけある


今回の狙いはまじらずシナイの記憶を持つ男、地陸

だが決して殺してはならないのは、火ノ寺のソラ

他は殺して構わないと言われているが、さて、どうやってこの先輩と共に火ノ寺を襲撃したものか
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