暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
『ただいま』と『おかえり』
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爆炎が吹き出し、二つの好転が見えたかと思うと、それは黒い穴へと消えて行った。

「ユキ君!!」

本郷が叫ぶと、茂は顔を伏せた。

「クライ・・・馬鹿野郎が」

「次元の穴に消えちまった・・・」

士がそう呟くと、後ろからギャリギャリギャリというタイヤの駆動音が響いた。

剛が振り向き、手を振る。

「進兄さ〜ん!!こっちこっち!!」

急停止したトライドロンは中にいた二人を吐き出した。

「あれ、進兄さん!?お〜い」

アルゴに踏みつけられているドライブは土にめり込んでいる。

アルゴが急いで飛び降りると、炎が噴き出した世界樹を見る。

「ユキは・・・・ユキは!?」

今は口調など関係なかった。

「ユキは・・・」

キリトが指差したのは爆炎。それを見たアルゴは泣き崩れた。

「ユキ君・・・君は」

洋が呟くと、五代がアルゴの傍へと駆け寄り、言った。

「皆さん・・・ユキ君は生きています」

「!?・・・なんだと!?」

「僕のアマダムとユキ君のアマダムが共鳴しています。多分・・・俺が前なったみたいに仮死状態に・・・・」

「そうか・・・だがユキ君は次元を超え、どこに行ってしまったか分からない」

今度は弦太朗が声を上げた。

「一号先輩!今、賢吾たちから電話があって・・・!太陽の方向にいるらしんですけど!!」

「太陽か・・・・フォーゼ、君はまだ行けるか?」

「さすがにここから太陽までは・・・」

「そうか・・・」

アルゴは生きていることを知って希望を持ったが、助ける手段がない。

その時―――――声が響いた。

次元の壁が開き、中から赤のライダーが出てくる。

「照井!!」

仮面ライダーアクセル。照井竜である。

照井はアルゴの手をとり言った。

「運命を変えたいか・・・?」

「え・・・」

「運命は変えられる。一人では無理でも、支えてくれる誰かがそばにいれば・・・」

「俺の力を貸してやる」

「じゃっ、俺も」

「俺もトップギア、渡させてもらうぜ」

「じゃあ、宇宙なら俺も!!」

「俺も力を貸すよ・・・!」

「俺も貸してやるよ」

映司、照井、剛、進ノ介、弦太朗、巧が前に出ると凄まじい力が集まり、ベルトを形作る。

照井がそれを取ると、アルゴに握らせた。

「シグナルドライバーだ。受け取れ」

アルゴは立ち上がり、シグナルバンドとドライバーを装着した。

「変・・・身・・・!」

『アクセル・トライアル・ブースター!!コズミーーーーックマッハァッ!!』

左腕にはタッチパネル。右腕にはバンド。

そして腰に巻かれているのは赤、青、黄の順番にメモ
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