1巻
溶け込んだ人気者の二人
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赤くなるが、瞳はとろんとしており潤んでいる。制服の上からでも分かる大きな胸が、何度も上下している。男性であるお兄様なら、こうなるとアレをするが同性である深雪や沙紀だと対応策は見守る以外ない。
「・・・・っ・・・・な、何でこの時に・・・・発動ぅ・・・・するのよぉ・・・・」
「恐らく本来なら何回か発動するところを今まで家で発動させていたのかもしれませんし、あまり本筋を外れてしまうと何かイレギュラーな事が起こるかもと言う予兆があったのかもしれません」
今まで溜まってきたのが一気に開放されるので、強めの呪いが発動されているようだ。なので少しでも呪いの効果を薄くするために、仙術で快楽を薄くしてみました。そしたら目は正常に戻って行き、顔も紅潮から正常になりました。貧血という症状を出すと言う事で、しばらく寝かしているとここの養護教諭が来たのかカーテンを開けたようでした。
「成瀬の病状は先ほど外にいた護衛者に聞いたが、貧血のようだな」
「あ、はい、長谷川先生・・・・」
初めてお会いしましたが、この人がここの保健室の先生でしょうか。ちなみに沙紀は、ここに来るであろう養護教諭が来たら説明を任せていたからである。利用した事のない深雪だったので、初対面となったがとても美人な方ですね。顔つきといい、スタイルもお母さまぐらいありますし雰囲気もどこかしら迫力がある美女だった。ちなみに私の目をお兄様が介入して見ています。胸も澪よりも大きめですが、ティアぐらいありますし女らしさと艶めくような色気を際立させる。白衣を翻しながら歩く姿も、実に様になっていた。
「・・・・付き添いか?保健委員ではなさそうだが・・・・そうか、君が織斑兄妹の妹の方か、転校して初日で人気者になった」
「私の事を知っているのですか?」
初めて会った深雪だからこそ、そう言えるが、そろそろ一週間になるからこそ長谷川という先生はそういう顔をしていた。
「織斑家の事はある程度だが、校長先生から聞いたからな。コイツや君らと同じクラスの野中は随分と男子に人気があるが、織斑兄妹もなかなか人気者となったものだ」
「蒼い翼とかですか?」
そう言うと頷いてから、澪に近付くと貧血だなと言ってからしばらくベッドで寝ていれば大丈夫だと言っていた。それと学内に敵を作ったとしても、お兄様が何かと策をするのですぐに解決するのは異例だと言われた。敵を作ってしまってもすぐに切り替えてから、味方である後ろ盾を使うからだ。味方も敵も数ではなく質だと言う事も理解しています。
『長谷川先生、至急職員室までお越し下さい。繰り返します・・・・』
「・・・・っと、そうだったな」
長谷川先生はやれやれと言うと、ベッドとは反対側の壁際にある自分のデスクへと向かった。そして引き出しから書類
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