1巻
溶け込んだ人気者の二人
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ていたクラスメイトだったが、だんだんクラスメイトに溶け込んでいた。そして揉め事があると、動いては上級生に素手だけで気絶させるという事もあったが、先生が来てから事情説明をさせると納得して上級生をシメた一真だったので、始めは上級生も転入生だからと言っていたが、今では一真や深雪姉さんが通るとビビッてしまう時があった。家に居る時はなるべく戦闘に対しての魔法についてを学んでた。地下には鍛錬所があって一真や深雪姉さん達は私達よりも早く起きて鍛錬をしているそうだ。
「どうかしましたか?澪」
「深雪姉さん、何か最近随分と溶け込んだなと思って・・・・」
「蒼太や沙紀の事?まあ最初は悶着もあったけど、後ろ盾は蒼い翼があるのを知らない先生もいたみたいだから」
「あとは最近一真は学校だとあまり話しかけて来なくなったから、何をしているのかなって」
「お兄様なら、今頃友達と一緒になって昼食を食べに行きましたよ。私達も昼食にしましょうか」
一真なら男女に囲みながら昼食を取ったりしているので、もうここにはいない。最近は護衛者である蒼太さんがいるが、上級生からも護衛をしたいと言ってくるがそれは全て蒼い翼というパイプを持っているからそれ狙いが多かった。だが一真はそれを見抜いては、坂崎先生に報告しているらしい。いくら一年生が上級生に文句は言えないが、近付きたくないオーラとかを出しているのか近付いて来る者は少なくなってきた。呪いについても、家で発動するくらいで心眼で全てお見通しらしい。見る目を一日で変えた一真であるが、もう一人は相変わらずと言ったところである。
「(勇者の一族である野中柚希は、次の日からも前日と同じ態度で一真に接してくる。私には相変わらずだけど・・・・)」
「澪、今は野中さんの事は気にしない方がいいですよ。思っていた事を感じ取れるので、お見通しです」
「成瀬さ〜ん、織斑さ〜ん、お昼行こーよ」
「早くしないと、席埋まっちゃうよー」
明るい声が飛んできたので、深雪姉さんは一つ返事をしてから私の手を取って食堂に行くのだった。澪の考えは簡単に深雪に分かってしまうのでこれ以上考えるはやめてから、席を立ち上がり沙紀さんと共に行ったのだった。そして弁当を渡してくる沙紀さんだったが、今回は一真の御手製だと聞く。それを聞いた友人達が、深雪姉さんの弁当を見ていた。
「織斑君って何でも出来るんだねー」
「ねえねえこれ食べていい?深雪」
「食べてもいいけど、食べない方がいいわよ。きっと落ち込むから、お兄様の料理は別名『女殺し』とも言うから」
「そんなにするのかなー」
そう言って食べた友人達は一口食べたら、全員泣いていた。これを知った食堂全員が、理由を聞いたら美味し過ぎて女のプライドがズタズタにされた気分だと言っ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ