第6章 無限時計編
友の声が聴こえる
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エルザはコブラの方へ飛んできた。
「まずは1つ!!!」
エルザの持っているハンマーの鎚部分が光り、そのまま鎖にぶつけた。
ドーーーーン!!!
鎖は壊れ、下に落下していく。2人も下に落ちている。
「けっ!!」
コブラは別の鎖に着地する。
「2つ!!!」
「!!!」
しかしエルザはすぐに接近し、攻撃をした。
ドォーーン!!!
「こいつ・・・!!!」
コブラは何とかかわした。
「呼んでる・・・私を呼んでる!」
無限城のかなり下の方で、今、エルザやガジル達、
さらにレギオン隊のココ以外の人やゼントピアの僧兵が鎖を壊している今、
走る女性がいた。キナナであった。
「だんだん、近づいてくる!私に聞こえる!あの声が!!」
キナナはそう言い、走り続けていた。
「コブラ、お前は全てを失ったからこそ強い、そう言ったな?
だが、それは本当の強さではない!!!」
エルザとコブラは1つの鎖の上に立っていた。
「何を言いてえんだ、貴様は?」
「守るべきモノがあるからこそ、人は強くなれる。
本当の友なら、背中を押してくれるはず!」
エルザはそう言い、構える。さらに言う。
「己の事しか考えてないお前に、友の声は本当に聞こえていたのか!?」
「・・・・・・。」
「今のお前は、その友に恥じずにいられるのか!?」
エルザはそう言い、接近して行く。
しかしコブラは、両手に赤黒いオーラを出し、エルザに向かって攻撃をする。
ドゴォー!!
エルザはハンマーで防ぐ。
「黙れぇ!!!!」
だがコブラはそれを利用し、攻撃をしてきた。
ドォン!!
「ぐぅ!!!」
「口が過ぎたようだな!だがこれまでだな、頭を砕いてやる!!」
コブラはそうしようとした。その時だった!
「!!?」
コブラにある声が聞こえた。
『はぁ、は、はぁ・・・はぁ・・・。』
聞こえてきたのはキナナの声だった。しかしコブラは・・・
「キュベリオス・・・・・・!!?」
そう言うのだった。
「まさか!!?いやしかし、この気配・・・姿は違えど、心は聞こえる!
間違うはずがない・・・!間違うものか・・・!!!!」
コブラは動揺し、エルザのいる方とは反対の方を見てそう言った。
「戦いの中で、心が乱れるとはな。」
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