第6章 無限時計編
友の声が聴こえる
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ちょっとして、ルーシィさんの左目から涙が流れた。
「オイラ達の声、聞こえてるんだ!」
「ルーシィだって戦ってんだ・・・!」
ナツさんの体からの炎が出てきた。
「勝負はまだ、終わってねえぞぉぉぉっ!!!!」
ナツさんは絡まっている茨の蔓を力ずくで切った。
「があもう!しつこいなぁもう!!だから始末しておけばいいと、申し上げましたのに!!!」
クロドアがそう言う。そしてイミテイシアは俺とナツさんに襲い掛かる。
ナツさんは炎を宿した拳で殴るが、イミテイシアは楯で防ぐ。
俺もブラッディクロスを作り、殴るが、剣で斬られてしまう。
「何をしようと、もう遅い。お前たちに勝ち目はない。」
「それはまだ、わからないよ!!!」
ブレイン2世の言葉に俺は大声でそう言った。
一方、エルザの方では・・・
「何故だ?何故そこまでにして力を欲する?
混沌と破壊をもたらし、復讐とやらのを遂げる事に、それ程までの意味はあるのか!?」
エルザは剣をコブラに向けて、そう尋ねる。
「ある。これをやり遂げる事には、キュベリオスに会わせる顔がねえ!!!!」
コブラはそう言い、音の衝撃波を出す。
「く、ぬぅ・・・!!」
エルザは衝撃波によって飛ばされた。
ドン!!
「ぐぅぅっ!!!」
エルザは壁にぶつかる。
さらに、換装は紫色の動きやすい着物、悠遠の衣という伸縮自在の鎧を纏った。
「最早俺には失うモノはねえ。
全てを捨て、恐れるモノのない俺にお前は成す術はねえ、妖精女王!!」
「・・・っ。」
一方、ナツ達の方で・・・
『みんな、いいか!ルーシィと無限時計の融合を遅らせる方法があるんだ!!』
ウォーレンさんの念話がきた。ルーシィさんと無限時計の融合についてであった。
『大司教に説明してもらうから、聞いてくれえ!!!』
「大司教様!?」
ウォーレンさんの念話にココさんは驚く。
「(ウェンディ、やってくれたんだな。)」
俺は心の中でそう思う。
『贄となる星霊魔導士と融合する為には、
時間をかけた精神感応とその者の持つ時間感応、つまり記憶と一体化しなければなりませぬ。
その為に、無限城から地上に槌下された鎖がリアルナイトメアを電波させると同時に、
地上の魔力とあらゆる記憶を取り込むのです。』
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