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混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
友の声が聴こえる
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い、もう・・・」

「ルーシィさん・・・!」

ルーシィさんの声に俺は反応した。上半身以外の体がもう取り込まれていた。

「警告。」

「!?」

「急速にやってくる殺意を感知。」

「「!?」」

「殺意?」


ドーーン!


「うおおおおおおっ!!!!」

「サミエル!!」

上からサミエルが、天井を壊してやってきたのだった。そしてルーシィさんの元へ行く。
 
「あいつ、まさか!!!!」

「ルーシィ・ハートフィリア!!
 その身を持って、無限時計とともに、停止してしまえ!!!!」

コイツ、まだルーシィさんを殺すつもりか!!!!

「間に合うか!!!!」

俺は急いで走ろうとする。今の俺は闇分身、光の滅竜魔法は使えない。
間に合うとは思えないけど・・・・・・・・・!!!!


シュン!!!


「!?」

誰かが、俺の隣を横切った。


ドン!!


「「「!?」」」

俺達は驚いた。

「ココ、どいてくれ・・・!」

「どきません!!!!」

何とココさんがルーシィさんを守ってくれていた。

「言い争ってる時間はないんだ!!!」

「それなら、私を先にその爪で、貫けばいい!!!」

「ココ・・・・・・。」

さすがのサミエルも、ココさんのこの行動と言葉に、戸惑っている。

「僕は、教義の為に決めたんじゃない。自分の心に従って・・・」

「間違えていると、わかっていてもですか!!?」

「そうだ。この混沌を抑える為には、選ばがたきも、選ばざるを得ないんだ!!!!」

サミエルは、(エーラ)で上昇し、伸びた爪のまま、
ココさんとルーシィさんを貫こうとした。

だが・・・!



ドォン!!!


「このぉぉっ!!!」

「ハッピー!!!」

ハッピーが思いっきり体当たりをして、サミエルを止めた。

「リリー!」

さらに、リリーが来た。戦闘フォームの姿になっている。

「あなたは・・・。」

「ここは任せろ。」

リリーはそう言う。

「お前ら!!!」

「助かりました!!」

ナツさんと俺は喜びを感じる。

「たどり着いた答えがそれか?命を奪う選択など、お前の中から消えてやる!!!」

リリーはサミエルに向かってそう言う。

「兄さん、ハッピー!」

「サミィィィッ!!!!」

「うっ!!!!」

リリーはサミエルをタックルし、ルーシィさんから距離を遠くさせた。

「ルーシィ、起きて!ねぇ、聞こえる!?ルーシィってばぁ!!!」

ハッピーはルーシィさんを呼びかける。

「「!」」

「涙・・・。」


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