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俺はやはり間違った選択をした
彼女と俺が近すぎる
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右隣には誰が来るのだろう。

このクラスでは女子の列と男子の列と別れないため、希に女子や男子が固まっていたりする場所が存在する。

聖だけは勘弁してくれ。

そう願いながら俺は席に着く。

クラスの中のざわめきが収まり、糸井先生が口を開いた。

「よし。では明日からはこの席で授業を受けてもらう。解散」

解散の号令と共にまた教室内が騒がしくなる。

そんな中、俺に声をかけた生徒がいた。

どうせ聖だろうと目だけを動かして横を見るが、どうもこの時の俺は少し浮かれていたのだろう。いつもの俺なら気づいた筈だ。それが女子の発する澄んだ声だと。

「えっと、高町なのはって言います。明日からよろしくね」

高町なのははそれだけ言うと俺の前から小走りで居なくなる。

どうやら俺の隣は大変な事になってしまったようだ。


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