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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第三十九話 だから何だ
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よ。
「エリーゼ。イバル。こっち来いよ」
二人とも訝しげな顔をしたが、大人しく俺の前まで来た。よーし、いい子だ。
俺はもやの穴をふり返ってから、二人の間に入って手を繋いだ。こうしてると仲良し兄妹みたいだろ。
なんか昔、バランと、もう一人……誰だっけか、とにかく両側から兄貴分二人が俺の手を繋いでて、一緒に歩いてた思い出がある。
「これで怖くねえだろ?」
「誰が怖がっているものか!」
「コドモ扱いしないでください!」
はいはい。文句は後でな。どうせ覚悟は決まってんだろう?
俺はイバルとエリーゼを引っ張って、3人でもやの中に飛び込んだ。
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